すずらんブログ
2022年 08月 06日

新型コロナウイルスの感染「第7波」が勢いを増しています。知っておきたい情報について、厚生労働省の資料や日本感染症学会などの見解を基にQ&A形成期で紹介します。(公明新聞8月6日を参考に船橋の状況をまとめてみました)

Q.症状があり、感染が疑われる時は?

A.発熱や喉の痛みなどの症状があって感染が疑われる時は、まずは電話で、かかりつけ医や地域の身近な医療機関に相談します。

かかりつけ医がいないなど相談先に迷ったら、

(1)発熱外来医療機関・・・発熱患者を受け入れる意向を表明した医療機関のうち県の指定を受けた医療機関

千葉県の「熱があるときは」から市町村ごとに検索ができます。市外の受診も可能です。

(2)船橋市新型コロナウイルス感染症相談センター・・・047-409-3127

月~金 午前9時から午後7時まで 土日祝休日 午前9時から午後5時まで

(3)千葉県発熱相談コールセンター・・・0570-200-139

対応時間 24時間(平日・土日祝休日を含む)

相談可能な内容

*発熱した際に受診できる医療機関の紹介

*新型コロナウイルス感染症に関する相談

*感染の予防に関する相談

*心配な症状が出た時の対応 等

医療機関を受診し、医師の診察で感染が疑われると判断されれば、新型コロナの検査が受けられます。

Q.発熱外来などは混雑しているが?

A.日本感染症学会などは、65歳未満で基礎疾患や妊娠がなく、症状が軽い場合について「医療機関での治療は発熱や痛みを和らげる薬が中心になり、こうした薬は薬局等で購入できる」「検査や薬にために慌てて受診することは避けて」と自宅療養を促しています。

市販の抗原検査キットの使用も推奨。

船橋市では、新型コロナウイルス感染者の急増により、医療機関での受け入れが非常に困難な状況になっており、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方の受診にも影響を及ぼしています。

そのため、市では、重症化リスクが低い方で発熱、咳、喉の痛みなどの症状の方を対象に一人あたり1回のPCR検査事業を実施(8月10日~8月31日)

午前9時15分から開始し、申込上限件数(1日あたり300件)に達するまで受付(土日・祝日を含む)

対象者は、船橋市民で、以下の条件をすべて満たし、発熱、咳、喉の痛みなどの症状がある方。

*65歳未満である

*基礎疾患(慢性呼吸器疾患【喘息を含む】、糖尿病、慢性腎臓病、悪性腫瘍、免疫低下状態にある等)がない

*妊娠していない、妊娠している可能性がない

検査費用等は無料ですが、検体を委託事業者に返送する費用(切手代120円)は自己負担です。

申込方法

令和4年8月10日(水)午前9時15分より、市ホームペーから検査実施事業者のお申込み専用サイトへ案内されます。

事業概要

*申込者が市ホームページで案内する専用サイトへアクセスし、申し込み手続きを行うと、市が委託する事業者から唾液PCR検査キットが送付されます。

*検体を返送すると、メールで申込者へ結果報告が届くとともに、検査結果が陽性の場合には、委託事業者から保健所へ発生届の提出がされ、保健所から療養に必要な情報を申込者へSMS(ショートメッセージサービス)等で連絡します。

水が飲めない、呼吸が苦しいといった症状が重い場合などは受診するよう強調しています。

Q.療養に必要な日数は?

A.有症状の人は、症状が現れた日から10日以上かつ発熱などの症状が改善されて72時間が経過した場合、または、症状の軽快から24時間経過後、24時間以上の間隔を空けて2回のPCR検査を行い陰性だった場合、療養解除となります。

無症状の人は、検査の検体採取の日から7日が経過すれば療養解除です。

最初は無症状の人でも、途中で症状が出てしまったら、その日から10日の療養が必要になります。

Q.自宅療養の注意点は?

A.自宅療養中は、家庭内感染に注意しましょう。同居者の部屋を可能な限り分けるなどしましょう。

こまめな換気が必要ですが、夏場は熱中症の予防も重要です。換気扇などや窓開けによる換気の工夫もしながら、エアコンを使用しましょう。

療養中に症状が悪化したり、血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターの値が93%以下の場合には、あらかじめ保健所から伝えられた連絡先に我慢せす連絡しましょう。

 

 

 

Q.もしもの時に役立つ備えは?

A.感染が判明し、自宅療養場合、外出ができなくなります。事前の備えとして、厚労省は、レトルト食品などの飲食料品を5~7日間分、用意しておくことを推奨しています。(うどん・シリアルなどの主食、レトルト食品・インスタント食品、缶詰(果物など)、菓子類、経口補水液・スポーツ飲料等)

健康観察に欠かせない体温計は、平時から電池残量を確認しておきましょう。

なお、市販の解熱剤などを自宅療養中に服用して問題はありません。

他の薬を内服している場合や妊娠中、授乳中、高齢、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下といった病気で療養中の場合などは主治医や薬剤師に相談を。