すずらんブログ
2022年 05月 15日

女性のための市民防災力アップ講座

令和4年度女性の地域防災力向上事業として「女性のための市民防災力アップ講座」が実施されます(参加費無料)。

この講座では、

1.災害時に自ら考え行動するために基本的な知識を学ぶ。

2.被災した時に復旧・復興に立ち向かえる力を養う。

3.個々の防災力をつけ、地域へ還元する。

4.女性の視点による、地域防災力の向上を目指す。

この4点を目的とし、6月26日(日)から8月、12月を除く毎月1回計7回、日曜日に市役所会議室を会場に実施される予定です。(新型コロナウイルス感染拡大に伴い、中止またはリモートで実施する場合があります。)

毎回、避難行動、避難所、在宅避難などテーマを決め1日90分2コマ(13時~16時)計14講座を実施。

講座には外部から講師を呼び、先進的な取り組み例が紹介される予定です。

最終日には企画発表を設け、聞く人から地域に発信できる人を目指し、修了証が授与されます。

受講対象者は市内在住在勤の成人女性で募集人数は20名、応募多数の場合は抽選となります。

6月15日(水)までに電話やメールで危機管理課(℡047-436-2032)へお申し込みください。

詳しくは市ホームページをご覧ください。

この講座が開催される背景には、過去の災害では、避難所等で女性の視点を踏まえた取り組みが、十分ではなかったことを教訓に、女性に特化した防災講座を実施することで、女性の視点による、防災力の向上を目指します。

また、「防災」を行政や町会・自治会まかせではなく、一人ひとりの取り組みで、災害時の被害を減らしましょう!

東日本大震災では、避難所などにおいて女性特有のニーズやプライバシーに配慮されていないことが浮き彫りになり「女性の視点」が重要となりました。

船橋市では、平成26年度に、「防災女性モニター」が設置され、看護師・保健師・消防団・防災の専門家等様々な分野で活動している人で構成されています。

平成26年度では、「防災備蓄品」が見直され、授乳時や着替え時に使用するワンタッチパーテーションの配備数を増やしたり、1~2歳児用の粉ミルクや0歳児用の離乳食が新たに配備されました。

平成27年度では、「子育て防災手帳」が作成され、危機管理課・各保健センター等で、子育て世代に向け配布。(市のHPからダウンロードできます。)

平成28年度では、「避難所運営マニュアル」への提言が行われ、男性用トイレと女性用トイレの割合を1対3にし、平成30年に改正されました。

平成29年度では、「防災への関心の薄い世代へ向けた情報発信」で啓発用のリーフレットを作成し、防災イベントで配布しました。

平成30年度では、「市民向け講座〈災害に備える『おかたづけ』〉」をテーマに市民講座を開催。

令和元年度では、「働く女性の対応とまわりの協力体制」で、働く女性や事業者向けに、災害への備えや災害が発生した時の対処法をまとめ『女性の視点で考えた防災チェックシート』を作成。(市のHPからダウンロードできます。)こちらは、育児や介護を担いながら働く男性にも確認をしてもらい、活用してほしい内容です。