共育コラム
2020年 07月 06日

防犯標語「いかのおすし」ご存知ですか?

いか・・・ついていかない

の・・・・車にらない

お・・・・おきな声で助けを呼ぶ

す・・・・怖いとおもったらぐに逃げる

し・・・・何があったか大人にらせる

子ども達を犯罪から守るために、「一人にしない」ということが一番大切な事ですが、学校の登下校や留守番、習い事等どうしても一人で行動することがあります。

自分自身を守れるように、繰り返し、繰り返し教えることが大切です。

通学路など、一緒に歩いて、「危険な場所」や「なぜ危険なのか」確かめ、一緒に考えてみましょう。

また、万が一不審者等に遭遇した時など、近くの「ひまわり110番」(船橋市)を確認し、駆け込めるようにしておきましょう。

子ども達を犯罪から守るために、プレートが掲げてある家です。他の地域では「子ども110番の家」等があります。

「危険な場所」とは、例えば、人通りが少ない場所・見通しが悪い場所(高い塀に囲まれた路地裏等)・誰でも出入りしやすい場所(見通しの悪い公園や駐輪場等)

「なぜ危険なのか」子どもと一緒に考えながら、教えることが必要です。

また、「不審者」はどのような人を言うのか、単にサングラスをかけ、帽子をかぶり、スエットを着ている人とは限りません。

見た目で判断するのではなく、怪しい行動をしているかどうかで判断することが大切です。

「不審者の行動」とは、同じ場所にずっといる・周りの様子をうかがっている・こちらをじっと見ている・後をつけてくる等

千葉県子どもの安全対策ガイドより

しつこく話しかけてくる人に会ったら、「いやです・だめです・いきません」の、ちばっこ合言葉を思い出し、しっかりと断り、絶対についていかないようにしましょう。

犯人からの「声掛け」をシャットアウトし、危険から身を守りましょう。

こんな声掛けに注意!

「お母さんが呼んでいるから一緒に行こう」

「そのカバンかわいいね、見せて」

「一緒に子犬(猫)を探して」

「一緒に遊ぼう」

「名前や家を教えて」

「ちょっと髪を触らせて」

「写真を撮らせて」

「おなかが痛いから一緒にトイレに行って」

「○○駅まで連れて行って」

いざという時のために、防犯ブザーやGPS機能付き携帯電話等、防犯グッズを持たせておきましょう。

犯罪の事例と対応策

【自宅や玄関で】

(事例)電話で保護者がいないことを確認し、集金や配達を装ってドアを開けさせる

(対応策)子どもが一人の時は、留守番電話に設定し、電話に出ないようにしましょう。

ドアチェーンを掛けることを習慣にし、誰かが来ても絶対にドアを開けないように教えましょう

【エレベーターや階段の踊り場で】

(事例)エレベーターに乗っている時に、体を触られた

(対応策)エレベーターには、知らない人と二人きりでは乗らないようにし、誰かが乗ってきたら近くの階で降りるように教えましょう。

階段の踊り場や駐輪場など死角の多い場所では遊ばせないよう注意しましょう。

【公園で】

(事例)樹木の陰やトイレなどに連れ込まれる

(対応策)公園で一人遊びをさせない。トイレに行く時なども必ず友達と一緒に行動するように教えましょう。

見通しの悪い公園では、遊ばせないようにしましょう。

【路上や駐車場で】

(事例)「お菓子をあげる」「困っているから助けて」など言葉巧みに話し掛けて連れ去る

(対応策)甘い言葉で誘われてもついて行かないように言い聞かせ、困っている人には、子どもだけで対応せず、周りの大人を呼びに行くように教えましょう。

(事例)車から話し掛けて車内に連れ込む、そっと近づき車内に引っ張り込む

(対応策)車には近づかず、すぐにその場から逃げ、周りの大人に助けを求めるように言い聞かせておきましょう。

駐車場などでは遊ばないようにし、車で追い掛けられたら、車の進行方向とは逆の方向に逃げるよう教えましょう。

学年が上がるにつれ、行動範囲が広くなってきます。

いざという時の為に、子どもたちとしっかりと話し合っておきましょう!