すずらんブログ
2017年 08月 18日

8月3日(木)は、佐賀県庁で、「佐賀県の救急医療情報システム」「未来へ向けた胃がん対策推進事業」「地域包括ケアシステムの取り組みについて」「パーキングパーミット制度について」「市町への旅券発給事務の権限移譲と旅券発給日数の短縮について」を担当者から話を伺いました。

「佐賀県の救急医療情報システム」は、救急車からiPadで、受入れ可能な病院がわかります。全国初の取り組みです。

医療機関では、パソコンで、今日は○○病院に搬送が集中しているから、当院で受けよう。など、他の病院の見える化を行っています。

現場の状況を関係者全員で情報共有できるシステムを構築しています。

なぜ、救急車にタブレット端末にしたのか、パソコンは大きすぎることや立ち上がるまでに時間がかかること、壊れるリスクが高い。スマートフォンだと、手袋をしながらの操作なので、小さすぎる。救急隊が遊んでいるように見えるなどで、検討した結果、タブレット端末にしたそうです。

iPadで、搬送先医療機関の検索や、搬送実績の入力など救急隊が行っていますが、それだけではなく、救急隊員自ら使い方を学び、筆談や言語の違い、子ども相手にYouTubeの動画を見せるなど活用する場面もあるそうです。

生命を救うために、日々技術革新が進むICTの利用が有効。

「未来へ向けた胃がん対策推進事業」は、佐賀県の子どもたちの将来へのプレゼントと位置づけ取り組んでいました。

佐賀県では、胃がんによる死亡者が、肝がんよりも多く、早急な対策が必要。胃がんはやく8割がピロリ菌感染が原因であることが、世界保健機構(WHO)の報告書発表されていて、5歳までに感染することがほとんどだそうです。発症は60歳以上なので、年齢が若いうちにピロリ菌を除去することで、胃がんの発症リスクを低減する取組です。

中学3年生を対象に、学校の健康診断で提出される検尿(腎機能検査)の残りの尿でピロリ菌検診を実施し、佐賀大学医学部附属病院が事業センターとなっているため、陽性者に対し、便検査のキットを自宅に送付し提出してもらい、要治療者を判定します。学校を通さず、直接本人に届くため、他人に知られることなく、治療が受けられます。

さらに、除菌の治療、確認検査は22の医療機関で、窓口負担0で受けられます。除菌治療が身体的に可能で、保護者が子どもに対し、確実に治療へ結びつけることができる最適年齢として、中学3年生を対象としています。

治療薬の保険適用になるのが15歳以上。高校生になると県外に行く生徒が多くなるので、受診率が下がってしまいます。

胃がんになってから、治療する費用を考えると、予防で胃がんのリスクを低減することの方が、医療が削減できます。

本市でも、船橋市立医療センターの力を借りながら、このような体制が取れないか考えてみたいと思います。

「地域包括ケアシステムの取り組みについて」は、県が取り組む事と現場の市が取り組む事の違いが分かった気がします。

「パーキングパーミット制度について」障害のない人が身障者専用駐車場に車を停めているため、そのスペースに駐車できずに困っていることってありませんか。

施設側では、困っている人のために作ったスペースなのに、そうでない人が使っていて非常に残念だと思っています。このようなことを解決するために、利用証を交付し、本当に必要な人がいつでも気軽に利用できる制度です。

対象者は、身体に障害があり歩行が困難。高齢者で歩行が困難(要介護1以上)。難病等で歩行が困難(特定疾患医療受給者証交付対象者)。知的障がいがあり歩行が困難(療育手帳A)。一時的に歩行が困難(けが人・妊産婦)で、身障者用駐車場利用証を発行してもらい、停めるときは、バックミラーに掛け、外から分かるようにします。駐車場には、身障者用駐車場看板を設置したり、路面標示がされています。

都市部では、駐車スペースが少ないため、特別枠を設けることが困難な面もありますが、国による制度化が必要です。国交省では、導入に向けた検討が開始されています。船橋では、大手スーパーなどの駐車場にシルバーマークの方専用のスペースが設けられていることをお話したら、驚いていたのが、印象的でした。

どちらにしても、歩行が困難な方や高齢者に優しいまちづくりが必要です。

「市町への旅券発給事務の権限移譲と旅券発給日数の短縮について」は、業務の見直しをすることで、短縮ができたようです。

千葉県としても、考えるべきことだと思いました。

1日かけて、様々な事を学んできました。

食事のお店を探していたら、『消防団応援の店』が目につき入りました。

さらに、『食べ残しをしない』取り組みもしていました。レジの前に、旗がありました。

この二つは、議会で取り上げてきたことなので、素晴らしいなと思いました。

また、タクシーの窓には、『免許証返納者は料金1割引き』とありました。数日前に、市民の方から、「免許証を返納してきたけど、船橋は何の得もないので、何か考えてよ」と言われていたので、思わずこれだ!と思いました。しかし、船橋市だけでは、限られてしまうので、県として取り組むべきだと思いますので、県議会議員の方に、要望しました。

結構ハードな視察でしたが、学ぶことが多くありました。

 

 

 

2017年 08月 16日

8月3日(水)・4(木)千葉県議会議員の方と一緒に、武雄市・佐賀県の視察に行ってきました。

武雄市では、『子どもの貧困対策』『官民一体型学校』『プログラミング教育』『医療費削減と健康寿命』について学んできました。

『子どもの貧困対策』⇒平成28年4月にこども教育部「こどもの貧困対策課」を作りました。課の中には、「みんなの笑顔係」があり、7名の職員で取り組んでいます。

副市長・こどもの貧困対策課・福祉課・健康課・生涯学習課・企画課が集まった「こどもの貧困対策ワーキンググループ」で、より横断的・多角的に連携をはかり、取り組んでいます。

実態把握調査では、①武雄市子どもの生活実態調査 ②ひとり親家庭等へのアンケート調査 ③関係機関へのヒアリング調査を行い、きめ細かく現状を認識していました。

平成29年3月に「武雄市子どもの未来応援計画」を策定。(平成28年度~平成32年度の5年間)

子どもに寄り添う伴走型支援を確立し、早い段階からその解決や予防に向けて取り組むことが、武雄市の特色です。

「こどもの笑顔コーディネーター」を設置し、妊娠期から高校卒業までを支援します。県と連携し、高校中途退学者への支援も忘れずに行うそうです。このことは、とても画期的な事と思います。船橋市の場合、県立高校が多いので、県の協力がなければ、支援ができません。切れ目のない取り組みは、船橋市でも行っていますが、高校生に向けた対策はこれから考えなければなりません。

この他にも、「高等学校卒業程度認定支援合格支援事業」「給付・貸付制度のリーフレット作成」「放課後等補充学習事業」など魅力的な取り組みがありました。

『官民一体型学校』⇒「官」のシステムに、「民」のノウハウや活力を融合させ、公教育のより一層の充実が図られています。これからの社会を生き抜いていくために、「メシを食える大人」「魅力的な大人」を育てることを理念に掲げています。

武雄市では、いち早くタブレット端末を導入し、現在ではすべての児童・生徒に1台配布しています。このタブレット端末を家庭に持ち帰り動画を使って、予習をし、学校で学びあい中心の授業が、行われています。

『プログラミング教育』⇒武雄市、(株)ディー・エヌ・エー、東洋大学の3者で協定を結び、取り組みを開始しています。実際の生活の中で、どのようなところにプログラミングが使われているのか学んでいます。

例えば、銀行のATMもそうです。プログラミングと聞くと、何だか難しいように感じますが、私たちの生活の中には、多くのところで利用されています。

『医療費削減と健康寿命』⇒①健康寿命の延伸宣言 ②健康ポイント事業 ③企業との連携 ④重症化予防 ⑤課題を学びました。

「健康寿命をのばそう!武雄市民宣言」ができるまでの経緯では、平成21年11月「がん撲滅市民大会」が開催され、翌2月には、東京大学医学部放射線科、中川恵一准教授を迎え、中学生への『がん教育』を開催。中川准教授を市政アドバイザーとしてがん対策を強化。がん予防や受動喫煙防止等を含めた、市民の健康増進のために、宣言ができました。

「健康で長生き」を市民共通のテーマとして、健診受診や地域行事等への参加、自分で決めた毎日の取り組みを実践することで、ポイントがたまる制度です。

ポイントは、クオカードや図書カードと交換でき、さらに、Wチャンス賞の抽選も行われ、楽しみが付いてきます。

健診受診は、国民健康保険者ですので、企業と連携をし、協会けんぽの被保険者も市の特定健診を一緒に受けられるようにし、医療費削減に努めています。

人工透析に至らないように、重症化予防の取り組みもされています。

今後の課題は、魅力ある企画で、健康ポイント事業を若い世代の参加を増やすこと。関係機関との連携で、広く市民へ浸透させること。

教育・健康と魅力ある取り組みを学んできました。船橋市でも取り組んでいることもありますが、参考になることは沢山ありました。

 

 

2017年 07月 25日

船橋市飯山満町一丁目から米ケ崎町にある、縄文時代の遺跡です。

 

ヤマトシジミの貝塚で、船橋周辺でこの時代の貝塚は珍しく、千葉県内でも、取掛西貝塚を含め3例のみで、この貝塚から、縄文時代早期前半(約1万年前)だと分かったそうです。

1件の竪穴住居跡の貝層直下から、猪の頭骨十数体分が配置された状態で発見されました。これは、国内最古とされる猪などの動物儀礼の跡だそうです。

市は、3年かけて調査をし、市内初の国史跡の指定を目指します。

市では、この一帯を開発による破壊から守るため、約1,100㎡の土地を購入しました。今後、広報紙やSNSなどで、情報発信をするほか、講演会や地元の小学校や市民向けの見学会などを行う予定です。

私たちが、行った時に、近所の小学生が、夏休みの自由研究に、お父さんと一緒に見に来ました。担当の方に、色々と聞いていたことが印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年 07月 17日

本日、船橋市運動公園プールがリニューアルオープンしました。

朝の雨で、式典がどうなるのか心配でしたが、8時40分には、雨も上がり、無事にオープン式典が開催され、待ちに待ったりオープンとなりました。

私も、文教委員長の立場で、参加させて頂きました。

松戸市長はじめ、汗一平君・風さやかちゃん、近隣小学校の夏見台小学校から児童など多くの方のテープカット

9時のオープンで、多くの親子や子ども達が一斉にプールへ

船橋市運動公園プールは、オープンから40年がたち老朽化していたことと、東日本大震災の被害で「ふなばし三番瀬海浜公園プール」が使用できなくなったため、従来の競技施設だけでななく、レジャー要素を含んだプールとして、リニューアルオープンしました。

小学生アンケートを実施し、取り入れたものを紹介します。

第一位・・・回転スライダー

第二位・・・ターザンロープ

第三位・・・ドーム型滑り台プール

第四位・・・造波プール

この他にも、25m・50m・流水・児童・幼児プールがあり、さらに七色がきれいな直線スライダーもあります。

この夏、多くの方が訪れることと思います。

絶対無事故で、楽しんで下さい。

所在地  船橋市夏見台6-4-1

営業期間  平成29年7月17日(月・祝)~9月3日(日)

*平成29年8月23日(水)は休業

*来年度以降も7月中旬から9月上旬に営業

営業時間  9:00~17:00

使用料金(3時間)

一般・・・・・・600円(税込)

大学生・・・・・390円(税込)

高校生・・・・・300円(税込)

小・中学生・・・150円(税込)

未就学児・・・・無料

*最初の3時間には、遊泳時間(目安として2時間)に加え、更衣・身支度等の時間も含まれます。追加使用料は、1時間につき使用料の半額。

また、終了時刻90分前以降に入場した場合、使用料は半額となります。(いずれも10円未満は切り捨て)

 

2017年 06月 27日

全国フードバンク推進協議会主催のシンポジウムが6月24日(土)池袋カンファレンスセンターで開催され、参加しました。

第1部では、小田川華子氏を講師に迎え、『共に考えよう「子どもの貧困」』をテーマに、基調講演が行われました。

東京都が「子どもの生活実態調査」を行い、2017年に中間まとめをしたデーターを基に、見えてきたことは、以下の点でした。

①金銭的な理由で、食料が買えなかった経験・公共料金の滞納経験・医療を受けさせなかった経験が困窮層ほど多い

②16-17歳になると健康状態が顕著に悪い(虫歯の本数も多い)

③学力では、困窮層ほど、授業が分からない子どもの割合が多い

④自己肯定感では、困窮層ほどネガティブで、孤独を感じている

⑤いじめの経験では、困窮層ほどいじめられた経験がある

⑥保護者が孤立し、困った時に相談できる相手がいなかったり、精神的ストレス、うつが多い

このような現状のなか、心の土台となる自己肯定感を養うには、学校・保育園や幼稚園・地域など多くの人が関わることが大切です。

また、生活保護や就学援助などの制度をがまんしないで利用してほしいと思います。

相談にのってくれる体制もとられていますので、遠慮なく相談をしましょう。

第2部では、各フードバンク団体の取り組みが報告されました。

『NPO法人POPORO』の鈴木和樹事務局長は、自身が子どもの頃、生活保護を受給した経験から、困っている人の役に立つ仕事をしたいと考えて、様々なボランティア活動をしてきました。

印象的だったのは、困っている人ほど、相談に来ない。

自分たちだけではなく、多くの他団体を巻き込むことが大切。

多くの団体を巻き込むことにより、様々な人脈を駆使することができます。

『NPO法人フードバンク岩手』の阿部知幸副理事長は、貧困の芽を摘み取ることが大切。

非正規でひとり親・介護をしながらひとり親・子だくさん・両親はいるが、病気など、多くの困っている家庭がある。

少しのつまずきで困窮する事があるなら、やり直すきっかけもいっぱいある社会や地域を作ることが大切。

食べ物・お金・時間(ボランティア)できることから関われればいいなと思いました。

『NPO法人ホットライン信州専務理事/信州こども食堂ネットワーク事務局長』の青木正照氏は、24時間365日無料の電話相談を行う中で、相談だけではなく、面談・同行・生活必需品の支援をする中で、いじめや孤食など自力では、生き辛さから抜け出すことの難しさから、誰でも気軽に話ができる居場所を作ってきました。

松本市や長野県など行政も係わりながら進めています。

貧困世帯にサポーターとなってもらう事により、貧困世帯が特化されなくなるように努めています。

「子ども食堂」が「貧困」のイメージとならない取り組みは、大切な事と思いました。

『全国フーバンク推進協議会代表/認定NPO法人フードバンク山梨理事長』の米山けい子氏は、加盟フードバンク団体からの意見を集約し、農林水産省へ意見書を提出したり、政府が貧困対策として推進している「マッチングネットワーク推進協議会」へ参画するなど、幅広い活動を紹介していました。

フードバンク山梨では、全国初の「フードバンクこども支援プロジェクト」で、食品を必要とする支援世帯に配布。

夏休みに何も食べるものがなく、夏休みに学校へ行き、担任に「何か食べるものない?」と言ってきた児童をみて、教頭先生がフードバンクに相談してきたことがきっかけだそうです。厳しい状況の子ども達がいるという事を目の当たりにしました。

食品を送るときに、返信用のはがきも入れることにより、様々な声をもらっているそうです。

多くの方が、何とかしなくてはと動いています。

食の部分だけではなく、学習支援や相談など寄り添った支援の必要性を感じました。

今回のシンポジウムに参加し、全国各地で抱えている問題だと感じました。

本市においても、こども食堂が立ち上がってきましたが、ネットワークの構築が必要だと思います。

学習支援についても、自分なりに考えて参ります。

 

 

2017年 06月 01日

飯山満町3丁目セントラルコーポ入り口付近に住む高齢の方が、U字溝につまった枯れ葉などを、お掃除しています。

数日前に、家の裏側に逆流し、水が湧いていました。

道路の向かい側が樹木のため、枯れ葉などがU字溝に詰まってしまいます。目の細かい蓋に出来ないか、相談がありました。

道路維持課にお願いしたところ、すぐに現場を確認し、目の細かい蓋に替えてもらいました。

今まで行っていたことができなくなるのは当然のことです。

道路維持課では、U字溝の清掃をしてくれます。

対策として、目の細かい蓋に替えることもできます。

今までやっていたからと、無理をせず、相談をして下さい。

2017年 05月 31日

県道夏見小室線の金杉十字路付近のバス停前の道路です。

バスが頻繁に止まるため、道路が陥没してしまい、仲村ひであき県会議員と共に現場を確認し、葛南土木に修復をお願いしてもらいました。

依頼されていたのは、2月でしたが、新年度に入り、早速修復してもらい、良かったです。

バス停の前に住む方も、大変喜んでくださいました。