2017年 08月 27日
8月23日(水)日帰りで、箕面市役所に行って来ました。
箕面市の子どもの貧困対策の取り組みを勉強してきました。
直接お話を聞き、「やっぱりな~」と感じました。
それは、教育と子育てに係る支援を一元化し、教育委員会で支援している事です。
0歳~18歳まで、乳幼児健診・赤ちゃん訪問・ひとり親支援・保育所・認定子ども園など子育て支援が教育委員会に入り、一貫して関わっている事です。
この事は、5年前に、発達支援につまづきのある子に対し、一貫して関わっている三条市を視察してきた後、教育委員会の中に子育て支援を入れたらどうか、提案をしましたが、「何を言い出すの?」と言わんばかりの対応だったからです。
箕面市は12年前から少しづつ、事務委任ができないか、法規を洗い出したり、補助執行の問題点は何か、支障はあるのか、検討しながら、平成28年4月に子どもの成長見守り室(子どもの貧困の連鎖の根絶)を立ち上げました。
ここでは、学校現場が抱えている家庭に課題に対し、なかなか福祉に繋がらないことに、目を向け、見守りを続け、社会に出るまで、ずっと見続け、見届ける仕組み作り、家庭の貧困という、今後課題を抱えるであろう子どもに対し、見守る仕組みです。
大阪府立大学と連携をし、「子ども成長見守りシステム」を構築しました。
親や本人へ直接アンケートを行わなくても、スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー・社会福祉協議会・NPO・学校など、直接担当者が聞き取り調査をしています。
子どもの貧困対策は、どの自治体でも、最優先で取りくまなければならない課題だと思います。
とても参考になりました。