ピンクリボンとは、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進することなどを目的に、世界規模で行われている啓発キャンペーンです。
一生のうちに「2人に1人」が、がんにかかり「3人に1人」が、がんで亡くなると言われています。しかし、日本対がん協会によると、検診による早期発見・早期治療により、約9割以上の方が治るといわれています。
生涯に乳がんを患う日本人女性は、11人に1人と言われており、厚生労働省の調査によると、乳がんで亡くなった女性は、2017年に1万4000人にも達しています。
早期発見のために有効なマンモグラフィーが全国配備されたり、子宮頸がん・乳がん検診の無料クーポンが配布され、さらに受診しなかった人に再度呼びかけを行うコール・リコールの導入で、検診受診率が、20%台だったものが、2016年には、40%台まで上昇しました。
4月20日時点で船橋市に住民登録がある次の生年月日の女性に、船橋市から、無料クーポンが、6月末に送付されていますので、受診されていない方は、受診しましょう。
子宮頸がん検診→平成9年4月2日から平成10年4月1日まで
乳がん検診 →昭和52年4月2日から昭和53年4月1日まで
がん患者が治療などで脱毛した際、医療用ウィッグ(かつら)や医療用帽子を着用することがあります。
これまで、運転免許証の写真を撮影するときに、医療用ウィッグ(かつら)の着用は認められる一方で、帽子は認められないことがありました。
あるがん治療中の女性患者から「免許更新の際に帽子をかぶった写真が認められなかった」との声を受け、この度、運転免許証の写真を撮影するとき、医療用帽子の着用が認められることになりました。
がんを無闇に怖がったり、誤解や偏見をなくすためにも、子どもたちへのがん教育がとても大事です。
正しい知識のあるドクターや看護師、保健師、がんを経験したことのある方などを外部講師として、がん教育を実施するために、平成28年4月に、文部科学省から「外部講師を用いたがん教育ガイドライン」が出されました。
船橋市においても、協力をしてくれる医療従事者の登録も始まっています。
学校現場で、がん教育が進むように、これからもしっかりと取り組んでまいります。