13日(土)中央公民館で開催された「~共に生きる社会in船橋~」に参加しました。
第1部では、船橋における障がいにまつわる概要を、市役所の障害者職場実習先開拓員の方から、現状を伺いました。
職場実習先の開拓は、平成23年から、国の緊急雇用事業で、開拓員を雇用しました。
それまでは、特別支援学校の先生が、一軒一軒電話をし、訪問しながら、実習先を開拓してきました。
特別支援学校の先生方から、大変な現状を、幾度となく、会派で伺っていました。
実習先を先生方だけに任せるのではなく、企業の状況が良くわかっている経済部も関われないか、その当時、市議会議員だった、角田ひでお衆議院議員が、議会で取り上げました。
その結果、障害者職場実習先開拓員が雇用され、現在に至っています。
平成23年から平成28年までの6年間で、927社中550社を訪問し、相談330回、実習受け入れが280回、就職は50名と実績をあげています。
これからは、庁内の関係部署との連携が大きな課題となっています。
次に、共に生きる為のケーススタディとして、福祉タクシーの現状、障がい者雇用、障がい者グループホームの課題、新たな取り組みが報告されました。
第2部では、松戸徹船橋市長と荻野晃一車いすラグビー元日本代表監督をゲストに迎え、つまがり俊明市議がコーディネーターを務め、パネルディスカッションが行われました。
荻野氏の、『若者の方が、「何か手伝う事ありますか」「何かやっているのですか」と手を貸してくれたり、声をかけてくれる。障がいは、個性、どうやって楽しく生きていくのか、多くの支えが必要』との言葉が印象的でした。
松戸市長は、『行政はルールが必要、コミュニケーションが大切。勇気を持って、誰に対しても、勇気をもって声をかけることが大切』今後の抱負を語ってくれました。
多くの方が、それぞれの立場で何ができるのか、一人では不可能でも、他の人の力を借りて活躍されていることがとても印象的でした。