船橋中央病院にある「周産期母子医療センター」へ会派で視察し、センター長と意見交換をしました。
周産期母子医療センターは、今年で12周年目を迎えました。
周産期医療とは、妊娠満22週から生後満7日までの期間をいい、母体や新生児の生命に関わる緊急事態が発生した時、産科と新生児科が一体となって対応するのが、周産期母子医療センターです。
超早産で、体重が500gの赤ちゃんが一生懸命に生きている姿に感動します。センターを退院した後のケアが大切ですが、専門的な後方支援病院やリハビリテーション施設が市内に無いことなどの問題点が指摘されました。専門的な人材の確保は、国を挙げて取り組まなければなりません。
また、医療・リハビリテーション・発達支援などの一貫したこども療育センターが必要です。
簡単には、いかないことですが、会派でしっかりと考え、県会・国会議員につなげて参ります。
周産期母子医療センターには、遠くから来られ方も大勢います。中には、お母さんが退院後、自宅からは通えないので、近くのマンスリーマンションなどを借りて、センターに通っているそうです。
今、国では、年間500億~600億円にものぼる休眠預金を、「日常生活等を営む上で困難を有する者の支援」として、病院近くに難病の子ども患者の家族向けゲストハウスを設立・運営に使えるように検討していることを伝えました。早く実現すれば、遠くから来られている方が、安心して、センターに通うことができます。
休眠預金とは、10年以上、出し入れがなくそのままになっている預金で、金融機関では、預金者に対し、呼びかけをしていますが、それでも、手続きをしないでそのままになっている預金です。そのままにしておくと、いずれは金融機関のものになってしまいます。この預金を、国が管理し、「子ども・若者の支援」として、夜に親と食事を取れない子どもたちが複数人で食卓を囲める食堂を運営している団体に使えるようにしたり、「地域活性化の支援」として、豪雪地で高齢者世帯の雪下ろしを有償ボランティアで実施するなどに使えるように、検討しています。
一日も早く、実現してほしいものです。