2015年 07月 01日
会派で、前原分署にある、化学中隊を視察しました。これは、危険物質の汚染の有無を確認し、検知結果に基づき、原因物質を推定し、除染・適切な処置を行い、対応可能な医療機関に搬送するまでを受け持っています。
このようなキットを使い、サリンやVXガス・シアン化水素などを検知し、瞬時に警報を発します。
検出された物質により、グループ分けされ、防護服もそれぞれ違います。手前のAは、レベルが一番高く、外気を取り込むことなく呼吸ができる自給式空気呼吸器で、呼吸を保護します。
Bは、化学防護服で、サリンや化学薬品の時に着用します。
Cは、呼吸保護に防毒マスクを用いることで、時間の制限を受けずに活動が可能となっています。インフルエンザ等で利用されます。
Dは、皆さんよく見かけると思いますが、消防活動を実施するための必要最低限の装備を整えています。
除染をする訓練です。汚染されている衣服を、切り剥がし、除染します。着ているものが、体に付着しないように要注意だそうです。
テントの中では2レーン用意され、間仕切りがあります。船橋は、全部で5レーン用意できます。
松本サリン事件の時は、よく除染しなかった為、救急隊員や医療従事者に広がってしまったそうです。
いざという時のために、日頃から訓練をしています。
視察をし感じたことは、命懸けで頑張っている人がいる!!そのためにも、しっかりと機材を整え、環境を整備する。私ができる事は、予算編成の時に、声を大にし、訴えること!!
消防局の皆さん、前原分署の皆さん、ありがとうございました。とても有意義な視察でした。