2015年 08月 05日
7月30日(木)に広島県呉市に視察に行って来ました。
呉市では、国民健康保険において、レセプトのデーターベース化により、ジェネリック使用の促進と保健事業の推進・レセプト点検の効率化を行っています。
レセプトとは、患者が受けた診療について、医療機関が保険者(市町村や健康保険組合等)に請求する医療報酬の明細書のことです。
このレセプトを分析し、糖尿病性腎臓等重症化予防事業を行い、糖尿病の方が重症にならないように、医療機関と連携しながら、食事改善や運動などを指導しています。
食事編では、
●野菜から食べる
●お菓子の買い置きはをしない
●夕食後から就寝までは2時間あける
●麺類の汁を残す
など
これらは、色々なところでも良く聞くことです。
驚いたのは、●ミカンは他の人に配り、目の届くところに置かない(自宅にあるミカンの量を減らす)です。
なぜミカンがいけないのか聞いたところ、私が想像する以上に、呉では、ミカンが採れるので、1日に10個以上も食べている人が多いというのです。なので、食べ過ぎは良くないということから、注意を促しているそうです。
運動編では、
●バス停は1つ手前で降りて歩く
●朝食後に20分散歩する
●週3回、夕食後30分ウォーキングする
●よく歩き、筋力を落とさないようにする
など
どれも、簡単にできそうで、、、、意識をしないと出来ないことです。
決して難しいことを目標にするのではなく、簡単にできる事から、生活を見直し、病気が重症化しないようにしていくものです。
船橋市でも導入が出来ないか、考えてみたいと思います。