すずらんブログ
2018年 05月 08日

今の時代、スマホやタブレット端末は、欠かせないアイテムとなっています。でも、使いすぎると、肩や首が痛くなったり、目がしょぼしょぼしてきたり、まずいな~と感じたことはありませんか。

最近読んだ新聞に、気になる記事が載っていましたので、紹介しながら、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

脳の発達や加齢のメカニズムを研究されている方の記事です。

子育てしている中で、親は、子育ての情報が収集でき、不安を取り除くことができます。また、子どもがぐずったり、泣き止まない時など、アプリや動画を見せたりし、子どもの気持ちを別の方向へむけることができ、便利なアイテムと言えるでしょう。

そんな中、子どものスマホの使用がどのような影響をあたえるのか。

この記事に書かれていたことを【】で紹介します。

【多くの親にとって、スマホは不可欠なツールであり、親の育児ストレスの軽減に役立っている面もあり、メリットとして、ITリテラシ(理解し生かす力)を早期に身に付けられたり、動画の閲覧で言葉や様々な知識を習得することもできるでしょう。】

確かに孫を見ていると、スマホを操作する能力はすごいなと感じます。また、一緒に食事に行く時など、順番を待っている時、おとなしくゲームをしたり動画を見てますが、飽きて大騒ぎされるよりいいのかなと思います。

【プラス面を踏まえて、注意した方がよいと思う点は、一つは、物理的影響。もう一つは成長の機会損失です。】

どういう事なのでしょうか。

物理的影響とは、目や体への負担だそうです。

【画面から出るブルーライトは脳を覚醒させる作用があるため、睡眠の量と質が落ちる心配があります。子どもの脳が発達するには、良質な睡眠が不可欠ですから、注意が必要です。】

「寝る子は育つ」とよく言われていますが、良質な眠りが大事だそうです。

我が子が小学生の時、少年野球をしていましたが、体格が良く、ホームランバッターだった友人のお母さんに聞くと、練習から帰って来ると良く寝ていたと言っていました。我が子と言えば、、、、ほとんど寝ていなかったな~。そのころから、「寝る子は育つ」と思っていました。

成長の機会損失とは、子どもは、色々な活動を通して成長をしていくものですが、その機会が、スマホで奪われていませんか。

【特に脳の発達で見ると、幼児期から思春期くらいまでに様々な領域で発達のピークが来ます。最も効率的に能力を伸ばせる時期に、スマホばかりしてしまうのはもったいないでしょう。】

【0歳~1歳ぐらいまでに重要なのは、愛着形成です。愛着とは、特定の養育者との間で形成される絆のことで、子どもが心身ともに健やかに成長するための基盤になります。】

【2歳ごろから、知的好奇心が急速に育ちます。新しい事を体験した分だけ脳は刺激を受け、知的好奇心の高さは、その後の学力の意欲にもつながるため、とても大切です。】

【3歳~5歳は、身体的機能が一気に高まる時期。走る、跳ぶ、投げるといった全身を使った大きな動きを体験させたい時期です。また、指先を使った細やかな動きもできるようになります。】

【8歳~10歳は言語能力をつかさどる脳の発達がピークをを迎えます。思春期は、人間のコミュニケーションをつかどる前頭前野が発達のピークです。この時期に友達といっぱい遊び、こコミュニケーションを取ることが大切です。】

【スマホを使わせる時間を無理にゼロにする必要はありませんが、成長の機会損失があることを理解し、使いすぎないように保護者は意識して関わる必要があるでしょう。】

大人も、スマホやタブレットを使いすぎると、依存が強くなってしまいます。スマホを子どもに与えるときは、使いすぎないように注意しましょう。