すずらんブログ
2013年 02月 26日
「おこる」と「しかる」の違い

皆さんは、「おこる」と「しかる」子育てをしながら、考えてみたことがありますか?それとも、あまり気にしませんか?

「おこる」は、自分の生命状態が怒りの状態で、子どもにあたっている事です。例えば、夫との会話でイライラし自分が怒っている時に、子どもが早く着替えをしなかっただけで、子どもに「何やっているの、早く着替えなさい!」なんて、口調が厳しくなっている時はありませんか?

イライラしていなければ、子どもがゆっくり着替えていても、こんな言葉は出てこないでしょう。子どもは、何で怒られているのかわからないので、改めようとはしませんよね。

自分の生命状態が穏やかでいる時は、子どもの着替えが遅くて出かけるのに時間がないとき「バスの時間に間に合わないから、早く着替えようね」と優しく声を掛けてあげることができます。

「しかる」は、しかりつける、しつける。ということです。このままほっておいたら、人を傷つけてしまうようなことや、危険を伴う行動をしたときは、叱らなければいけません。その時の生命状態が、穏やかであれば、子どもはどうして叱られたのか分かるので、行動を改めますが、怒りの生命状態であれば、ただ感情的になって怒っているだけになってしまいます。

このことが分かったのは、長男が小学生のころの一言でした。

「お母さんは何で怒っているの?オレなんか悪いことした?」

この時、私は姑の言葉にイラッとして、怒っていました。子どもに言われて、確かに子どもが悪いわけではないのに、子どもを怒っていることに気づかされました。

皆さんも時々、自分の生命状態を見つめてみませんか?