すずらんブログ
2015年 10月 17日

10月16日(金)18:15~ 船橋勤労市民センターで行われた「みんなの学校」自主上映会に友人と行ってきました。

最初の挨拶の中で「キョウイク×未来」のキョウイクとは、教え育む「教育」ではなく、共に育む「共育」です。との言葉に、何か共通する思いを感じました。私もこのホームページのコラムで「共育」を使い、親も子も子育てを通して共に育っていく事が大事だと思っているからです。

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「みんなの学校」と聞いて、最初は、特別支援を必要とする児童が集う学校で、私立の学校なんだと思っていました。しかし、この学校は、大阪市が2006年に開校した、大阪市立大空小学校のことでした。公立でこのような事が出来ていることに驚きと木村泰子初代校長先生をはじめ、関わっている全ての人の子どもに対する姿勢に驚きました。

不登校も特別支援学級もない、同じ教室で一緒に学ぶことの必要性。一人の子が理由もなく欠席。大抵の学校では、担任は休んだ子が気になりつつ、授業を行いますが、映画の中で、校長先生が担任に対し「気になるんだったら、校長先生、授業をお願いしますと言って、すぐに行動しなさい」と教え、担任が自転車で飛び出して行く姿に、発想が違うことに、感動しました。

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また、すぐに暴力をふるってしまう児童に対しても、まずは、暴力を振るったことはいけない事と教え、必ず、相手に謝ることを教えている。その上で、なぜ、暴力を振るってしまったのか、キチンと聞いて、何故怒ったのかを聞いて、その子の気持ちを受け止めていること。

何故このような事が起こってしまったのか、校長室で反省文(?)を書かき、校長先生が、それを読み、自分のことではなく、相手のことが考えられていると、大げさなくらい、この点が素晴らしい!と言って褒めたたえる姿も、すごいことだなと思いました。

上映が終了するとステージに現れた人が、最初の方となんだか違うな~と思っていたら、なんとなんと、校長先生の木村泰子先生が、マイクを持って、まるでスクリーンから飛び出して来たかの様に、話を始め、びっくりしました。

もっともっと多くの教育関係者に見てもらいたい内容でした。

終了時間20時50分と、会場の終了時間(21時)まで、たっぷりの内容で、大満足の中、友人と駅前のお店で、夕食を食べながら、様々な対話をしました。

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上映を企画して下さった「劇団、ゆにぃ~く&ぴい~す」の皆さん、素晴らしい上映と木村先生の講演、ありがとうございました。