思春期は、親や社会への反発意識が強くなる時期と言われます。親子の会話もままならない時もあります。
地域の大人が、声掛けをする時などに、気を付けたいのが、上から目線での声掛けです。
例えば、「君たちは、、、」「近頃の子どもは、、、」などは要注意です。
思春期は、反発を装っているだけで、実はすごくいい子なのです。この頃の特徴は、その人を受け入れようか、受入れまいか、大人の出方を探っています。
自分が認めた人にだけ心を開くと言われています。
では、どのように接すれば良いのでしょうか。
硬い話や難しい話はNG。ユーモア―のある話を心がけましょう。
また、話題は子どもにとって身近なものからが良いと思います。
例えば、高校生ぐらいならばほとんどがスマホを持っています。「どんなスマホを持っているの?」「お勧めのアプリは?」「使い方が分からないから教えて」など、教えてもらうことも大事です。
私も、子どもが携帯を持ち始めた頃、私も持つようになり、「使い方を教えて」と言うと、機嫌が悪そうでも、教えてくれました。
話は少し変わりますが、あるテレビを見ていた時、「子どもが大きくなるにつれ、分からない事を聞いてくるが、自分も分からず、どうしていいか困っている」との質問に「『教えようとしなくていいんです。逆に、お母さんも分からないから、調べて教えてよ』と言えばいいんです。そうすると子どもは、お母さんに教えようと、一生懸命調べたり、勉強をするようになり、勉強しろ勉強しろと言わなくても、自然に勉強をするようになる」とありました。
これと同じではないかなと思います。スマホの使いかたを教えてもらったり、アプリの使い方を教えてもらいながら、信頼関係を築くことが大切です。
ただし、会話が広がらない時は、しつこくするのは止めましょう。しつこい大人は嫌われます。
子ども達にとって、自分に話しかけてくれただけで、その人は、他の人とは違う特別な人なのです。
親ではない、大人の優しい関わりは、一瞬であっても、子どもにとっては、大きな励みになるものです。
子ども達が、心豊かに成長する過程には、幅広い大人たちの触れ合いが必要です。
我が子たちも、高校生の時、アルバイトをしながら、多くの大人に優しく接してもらった事を感謝しています。