共育コラム
2022年 01月 10日
 

今年の成人式は、船橋アリーナで午前と午後の2回開催されました。

船橋日大前駅で、成人の日記念街頭を行いました。

私からは、年金について話をしました。

20歳の誕生月に、日本年金機構から手紙が届いていると思います。

①義務として、年金を収めること。

②収入が無く収めることが困難な時は、そのままにせずに、⑴親にお願いをして支払ってもらう。そうすると、親が年末調整や確定申告をすることで、税金が還付される。

⑵それが無理ならば必ず、免除や納付猶予の手続きをとること。未納にしていると、催告状→特別催告状が届き無視していると、督促状が届き、財産の差し押さえ処分を受けることがある。

③民間の年金と違うのは、万が一ケガや病気で障害を負ってしまったとき、障害年金がもらえる。

④死亡した時に、遺族に支払われる遺族年金があること。

⑤基礎年金(国民年金)の2分の1は、税金から支払われること。住民税や所得税を支払っていないから、税金は納めていないと思いがちですが、お茶やおにぎりを買っても、消費税という税金を支払っているので、必ず税金を支払っています。将来年金を受け取るときに、納めていた税金がもらえること。

私は、毎年、成人の日には、これらの事を訴えています。

特に、②の、親が支払うことで、税金が戻ってくることは、意外と知られていません。

20歳になったのだから、自分で支払いなさいと親が言うのは、当たり前の事ですが、収入が無い時は、親が、特に収入の多い方が支払うことで、税金が還付されますので、立て替えて支払い、収入が得られるようになったら、返してもらえばよいと思います。

民間の年金は納めた額が必ずもらえるので、安定しているように思いがちですが、年金をもらう40年以上の間に、何が起こるかわかりません。

障害年金や遺族年金などの保険がついていること。40年間納めなくても、きちんと納めていれば、若くてももらえます。民間ではこのような保険は付与されていません。

また、民間はいつどうなるかわかりませんが、公的年金は、破綻することがありません。年金が破綻する時は、国が破綻する時です。

将来もらえなくなるとか、いずれ破綻するなど不安をあおる人がいますが、国が破綻するようなことが起こらないようにするのが、国会議員の役目です。

基礎年金の2分の1に税金を投入したり、25年以上納めなければ年金をもらうことができませんでしたが、多くの方に、年金を収めたのだから、受け取るべきと、10年以上に変更されています。

ただし、年金はあくまでも収めた額によって、もらえる額が違いますので、免除や猶予の手続きをした方は、額が少なくなりますので、親に相談するなどして支払いましょう。

年金はとても必要なものです。必ず納付しましょう!!