10月は「ピンクリボン月間」です。
毎週木曜日に船橋駅北口エスカレーター上で、朝の駅頭を行っています。
19日(木)に、仲村ひであき県議と草場ともみ市議と橋本の3人で、「ピンクリボン月間」の意義をこめ、ピンクのブルゾンを着て、ご挨拶をさせていただきました。(ほとんどピンクは着ないのですが。。。。)
「ピンクリボン」は、1980年代に、アメリカで若くして乳がんで亡くなった女性の母親が「同じ悲劇を繰り返したくない」との思いから、残された家族と共に作ったピンクのリボンが始まりといわれています。
日本では、乳がんについて知り、きっかけにしてほしいと、2000年代に入ってから、「ピンクリボン運動」が始まりました。
乳がんは、日本人女性が最もかかりやすいがんで、30代から増加し始め、40~60代でピークを迎えると言われています。
様々ながんがある中で、早期発見・早期治療すれば約9割が治るがんとも言われています。
自分でできるセルフチェックがあります。
*乳房の変形や左右差がないか
*しこりがないか
*ひきつれがないか
*えくぼのようなへこみがないか
*ただれがないか
*出血や異常な分泌物がないか
普段から意識することが大切で、小さな変化が生じた時には、すぐに専門医を受診しましょう。
また、船橋市では、500円で、30代は超音波検査、40代以上はマンモグラフィー検査が、2年に1回受診できるクーポンが、送られてきます。
家族の健康管理を優先し、自分のことを後回しにする方も多いと思いますが、受診券が届いたら、ぜひ、健診を受けましょう。
令和5年4月1日以降に購入またはレンタルした、ウィッグや胸部補整具の購入費助成が始まっています。
仲村ひであき県議が、市議会議員になって最初の質問が、この件だったそうです。
10数年前は、ウィッグとは言わずカツラと言っていたことや、地域の方からの要望を受け取り組んできたこと、県議になってからも取り組んできたことなどを話していました。
その後、市議会では、上田みほ議員が取り上げてきました。
今年度予算で、千葉県が、がん患者の生活の質の向上を図るため、アピアランスケアや若年がん患者の在宅医療療養を支援する事業を開始しました。
がん患者ウィッグや胸部補整具の購入費助成は、船橋市単独で行うことが予定されていた所、県の事業内容が明確になり、4月からスムーズにスタートしました。
また、第3回定例会で、若年がん患者在宅療養支援事業が新規事業として予算計上されました。
これは、若年がん患者の方が、住み慣れた自宅で、自分らしく安心して療養生活が送れるように、介護保険の対象とならない40歳未満の方が、安心して介護サービス等を利用することができる支援事業です。
この件は、健康福祉委員会でも議題となり、様々質疑を行い、討論をしました。
以下、賛成討論です。
『千葉県が令和5年度当初予算で「千葉県若年がん患者在宅療養支援事業補助金」を創設したため、本市でも、当初予算で計上させるのか期待をしておりましたが、事業内容を検討するなか、県の実施要綱が8月中に示される見込みが確認できたことから、本定例会で補正予算の計上となったことが健康福祉分科会の質疑でわかりました。
この質疑の中で、事業開始は11月の予定ですが、本年4月1日以降のサービス利用に関わる費用も対象となること、県は、18歳以上としている中、本市は、対象年齢に下限を設けなかったこと、訪問介護等のサービス利用以外にも、医師の意見書作成費用、ケアマネジメントに係わる費用についても、補助対象にしたことも評価します。
事業開始により、医師会はじめ各関係機関に周知をし、対象者にこの事業内容が届き活用していただくことを期待し、賛成討論とします。』
これらの事業は、予算が必要なため、どうしても議会での審議となりますが、事業化するまでには、様々な立場の方が、現状を見据え、がん患者と関わる中、何が必要なのか考え、がん対策審議会等を通じて要望が出されています。
乳がんは、女性のみが罹患すると思いがちですが、男性も乳がんに罹患します。
数年前に見た韓国ドラマで、男性が乳がんになり、戸惑う様子を描き出していました。
その時に「えっ!男性が?」と思いましたが、国立がん研究センターによると、「乳がんは一般的には女性に多い疾患ですが、男性の乳房に発生することもあり、乳がん全体の1%を占めると言われています。
米国のデーターでは、女性は8人に1人乳がんに罹患するのに対して、男性は生涯を通じて、1000人に1人が乳がんに罹患するとされている。あらゆる年齢で発生しますが、60代~70代が多いです。」とあります。
いずれにせよ、早期発見・早期治療が重要ですので、健診を受けましょう!!