共育コラム
2023年 11月 11日

11月は「オレンジリボン(児童虐待防止)月間」です。

9日(木)に、船橋駅北口・朝の駅頭で、意義を込めて仲村ひであき県議と共に、挨拶をさせていただきました。

悲しいことに、全国の児童相談所が2022年度に対応した、虐待の相談件数は、21万9170件と過去最多でした。

21年度の死亡事例は50人に上り、その約半数が0歳児と生まれたばかりの赤ちゃんでした。

望まない出産や産後うつの問題が深刻です。

私が出産をした約40年前は、実家に帰り出産。

体が戻るまで、休んでいなさいと、約30日間、母や近所のおばさん達が、お風呂に入れてくれたり、オムツを変えたり、洗濯等してくれました。

あの頃は、紙おむつはまだなく、布のおむつでした。

目が悪くなるからと、新聞や雑誌など細かい字を見るのも止められました。

今は、医療も進み、産後は、体を動かした方がいいと言われ、すぐに、家事をこなしています。

しかし、コロナという未曽有の感染症がまん延し、妊婦さんは、不安な中での出産でした。

産院側も、里帰り出産をいやがり、孤独の中での出産でした。

また、近くに親や頼れる人がいなくて、子育てが孤育てになっています。

そんなママ達を支援する取り組みとして、助産師などによる乳房ケア、授乳指導、沐浴指導、育児相談等が受けられる「産後ケア事業」があります。

退院後、育児への不安や心身の不調あり、日中、医療機関等を利用する、通所型。

夜泣きや3時間おきにミルクやおむつ替えで熟睡ができない、体調が思わしくない時は、宿泊型。

退院後、育児不安や心身の不調がある時は、自宅に助産師が訪問をし、赤ちゃんとママの体調管理をする訪問型。

これらの産後ケア事業を利用する場合は、利用者負担がありますので、各保健センター・地域保健課へお問い合わせください。

また、安心して妊娠・出産・子育てができるよう様々な相談に応じる「子育て世代包括支援センター・ふなここ」

18歳までのお子さんも相談ができます。

子育て支援コーディネーターが配置されている、子育て支援センターが、2カ所あります。

南本町子育て支援センター 047-435-8333(相談専用)

高根台子育て支援センター 047-466-3633(相談専用)

子育てメール相談もおこなっていますので、市のホームページから「子育てメール相談」を検索してください。

孤育てにならないように様々な相談・支援体制が整っていますので、お気軽にお問い合わせください。

また、ご近所で、子どもの鳴き声が止まらない、いつも外に出されている、大声で罵倒されているなど、虐待かな?と思った時は、匿名で大丈夫ですの、「189」児童相談所に電話をしてください。(24時間 365日)

また、「047-409-3469」船橋市家庭児童相談室 (月~金 9時~17時)

連絡をするのは、親を告発することではなく、子どもへの支援の第一歩です。

児童虐待は、されている方も、している方も苦しんでいます。

一人で苦しまないでください。

いつでも、お気軽にご相談ください。