すずらんブログ
2013年 09月 15日

20130914_131351[1]

9月14日(土)勤労市民センターで行われた、「地震防災フォーラムIN船橋」に行って来ました。

まず初めに、国土交通大学校測量部長の鎌田高造氏による講演で「私たちが住んでいる土地と災害~千葉、船橋の地形、地盤と大地震対策~」について、地震の種類やマグニチュードと震度の違い、どういう地盤が危険なのか、とても分かりやすく教えていただきました。

船橋の状況は、15万年前よりも古い地盤はなかった。活断層はおそらくない。海老川沿い及び海岸沿いは湿地帯だった。S56年前に建てられた建物は、耐震化が必要。

20130914_132037[1]

次に、市役所の危機管理課職員による、「船橋市の大地震対策について」市の防災計画から、様々な取り組みを紹介してもらいました。

議会で聞いていることばかりですが、まとめてみると、結構いろいろなことを行っています。

「地区別防災カルテ」市を24区分し、地域ごとの防災力、災害危険度などが掲載されています。市のHPや図書館等で閲覧できます。

地域防災計画の大幅な見直しを行い、災害職員行動マニュアルをA5サイズで作成し、全職員に配布。

防災ハンドブックを作成し、全世帯に配布。防災ラジオを全町会・自治会に配布。総合防災訓練の全会場で避難所運営ゲーム(HUG)。

避難所施設の指定拡大と看板の整備。学校等の宿泊可能避難所に発光液を使った看板が設置されました。停電になっても、発光されるので、看板が見えるとのことです。

防災備蓄体制の整備では、防災倉庫(10か所)、全ての避難所(131か所)に分散して備蓄。食料、クラッカー、アルファー米、ミルク、生活関連用品など。特徴的なものとして、特産品の人参・小松菜を使って、パンを作り、缶に入れて保存食にしました。現在2万食用意してありますが、10万食まで増やす予定です。

カセットガスボンベの発電機各学校へ2其、公民館に1其用意。PHS電話。(契約者が減少し、回線がパンクする可能性が無くなったので、連絡用として採用)

津波一時避難施設の指定。公共施設は8か所。民間施設は11か所。いざという時の避難場所の確保を今後も広げていきます。

飲料水の確保として、防災井戸を24コミュニティーの1か所づつ設置。非常用給水栓を小・中学校、公民館等の受水槽に蛇口を付け、飲料水を確保。給水車を2台配備。ペットボトルを全避難所に備蓄。これで、61万人×2・5日 1日3リットル を確保。

災害が起こったとき、避難所生活をするより、我が家で生活する事がどれだけいいかは、TV報道等を見ていても感じることと思います。我が家でできること、水や食料の確保は当然ですが、耐震補強や家具転倒防止、火災を起こさないように、コンセント周りのホコリを取り除くなど、お互いに総点検してみませんか。