滅びつつある和綿を通じて「衣」の文化の復興を目指している「しもつふさ学舎」を訪問しました。
ポットに種を植え、少し育ってから、ポットのまま畑に植えていました。このポットは、土にかえる素材だそうです。
4月中旬~5月下旬に種まきをし、8月下旬~開花し、9月下旬~結実し綿を収穫し、12月には畑を撤収するのだそうです。
開花から結実までは、一度に満開、結実になるのではないため、収穫期は長いそうです。
こちらは、和綿。
こちら、洋綿です。葉の色が違うのがわかりますか。少し赤みがあります。
綿を紡ぐところです。
右手で、糸車を回し、左手で綿を持ち、糸を紡いでいます。糸が切れても、綿と上手くつながり、糸になっていきます。
種付き綿から、糸にするまでに、スピンドル(コマ)を使って、糸を紡ぐのだそうです。
紡いだ糸です。
バンド織りをしているところです。腰で、支えているからバンド織りというのでしょうか。
本格的な、織り機。テレビとかで、見たことがあります。
先程のバンド織りと織り機が同じ原理だという事を教えてもらいました。右側の織り機は少し古い型だそうですが、バンド織りのバンドの部分が、手前にある、U字型のものです。腰に当てるのだそうです。
元々の綿の色が、茶色と緑色で、織られた布です。
藍染したものですが、白の所は、糸で結び、染まらないようにして、模様にしています。
藍染めして、マスクとスカーフを作成。
ステキなマフラー
昔ながらの手織りですが、種から育て、糸を紡ぎ、織物に。
「しもつふさ学舎」では、綿を通じて「衣」の文化(木綿文化)を船橋(千葉県)に郷土文化として定着させたい。また、次世代に継承していきたいと頑張っています。
興味のある方には、畑作業をしながら、ワークショップで、糸紡ぎの技術を習得し、バンド織りから本格的な卓上織り機を使っての制作を指導してくださいます。
興味のある方は、橋本または直接お問い合わせください。
「しもつふさ学舎」
船橋市八木が谷5-9-14 TEL 047-490-7620