すずらんブログ
2018年 05月 12日

ある団地にお住いの方から、団地の公園にあるブランコの近くに、防火水槽があるけれども、どの位の範囲まで可能なのか。水はどうなっているのか。等、素朴な質問を受けました。

(写真は、他の場所です)

船橋市消防局に確認をしたことを、お知らせします。

防火水槽とは、消火用の水を貯めておく容器で、ぼや対策程度の小さなものから、消防車に水を提供する、地下に設置した大きなものまであります。

コンクリート製のタンクを地中に設けて、そこに水を貯めておく設備を、防火水槽と言い、水道管中に設けられた給水栓のことを、消火栓と言います。

消防・消火活動を行う際に利用する水利施設を消防水利と言い、月1回点検を行っています。

場所によって大きさは異なりますが、聞かれた場所は、40tの水が入っています。

この40tと言うのは、1時間近く放水できる量だそうです。

点検を毎月行っているので、腐食はしていないそうです。万が一火災があり、使われた時は、県水道局から補水されるので、枯渇することはありません。

半径最大280mをカバーすることができ、それ以上の時は、ポンプ車と水槽者をつなげていくそうです。また、他の場所にある防火水槽からからも放水が行われます。

各学校のプールや受水槽などを指定水利にし、活用するそうです。

団地内には、防火水槽があまりなく、心配されていたようですが、心配のないように体制がとれていることをお伝えしました。

以下の写真は、給水栓を使用した、スタンドパイプで、訓練をした時の様子です。