2月10日(土)御滝中学校で災害時の飲用水確保訓練が開催されました。
「御滝中学校避難所運営協議会」と「御滝・金杉台中学校区青少年の環境を良くする市民の会」との共催で、自治会防災リーダーと地域7校の校長先生、教頭先生、PTAの代表が参加し、災害時、上水道が遮断された時に飲用水を確保するための訓練を行いました。
市民の会の理事として、参加させてもらいました。
小・中・高等学校、公民館などに設置されている受水槽です。このタンクの中には、常に水があり、常時、学校等で利用されています。
この受水槽に、給水栓を設置し、大規模災害時に利用します。
ペットボトルの飲料水も備蓄していますが、市内94施設の受水槽で、約297万リットルの飲料水が確保され、必要量を一人1日あたり3リットルとすると、約33万人の3日分が確保されます。
二和小学校へ移動し、防災井戸を確認しました。
検査の結果、飲料水には適していませんが、水の確保は、飲み水以外にも必要です。
ポンプで汲み上げるので、使い方を学びました。
さらに、昔ながらの手押しポンプもあり、試してみました。
グランドで、サッカーをしていた子ども達も、手押しポンプで、井戸水を汲み上げました。
御滝中学校に戻り、炊き出し訓練を行いました。
これは、防災倉庫にあるカセット式発電機です。同じ物を、PTAで購入したそうです。
発電機を2台つなげて、ご飯を炊いています。
奥では、カレーの材料を刻んでいます。
こちらは、ガスコンロで、ゆで卵を作っています。
卵のまあるい方の殻を、少し割っておくと、ゆであがった時に、殻をきれいにむく事ができるそうです。
窯に火をつけ、寸胴鍋で、カレーを作ります。
薪で、火を起こします。
午後、予定があり、カレーを食べずに帰りましたが、美味しそうに出来ていました。
訓練を通し、日ごろから、顔の見えるつながりが大切だと感じました。
また、災害はいつ起こるか分かりませんので、寒い時期にも、訓練が必要ですね。
市内、数か所で、避難所運営協議会が立ち上げられていますが、このような訓練を開催しているところは少ないと思います。
災害は忘れたころにやってくる!