すずらんブログ
2023年 01月 22日

廃PET材を活用した道路整備

市では、廃棄される”ペットボトル”を原材料とした環境に優しい舗装材をふなばし三番瀬海浜公園近くの市道の舗装修繕に活用します。

施工する潮見地区は、物流倉庫や製造工場などが多くあり大型トラックが頻繁に通行する地区で、道路が通常より摩耗しやすく轍ぼれが生じやすい場所です。

今回の取組は、ペットボトルとしては再利用できない低品質の廃PET素材の有効活用と道路舗装の耐久性向上を両立させるものです。

舗装修繕には、廃PET素材を原料として、特別な化学処理を施した添加材(高耐久アスファルト改質材)を使用します。

通常のアスファルトにこの添加材を配合することで、高耐久化(約5倍の長寿命化)を図ることができ、舗装の劣化による粉塵の低減や舗装材の製造過程で発生するCO2の削減、さらには修繕回数が減ることでコス卜の削減も期待されます。

この添加材を混入した舗装材は、静岡県磐田市などの自治体で導入されていますが、関東地方の自治体では初めてとなります。

地球温暖化や海洋ごみ、エネルギー問題等、世界規模で取り組むことが課題となっています。

このような土木分野における環境への配慮が進むことを期待します。