船橋市議会議員 はしもと 和子

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  • 子育て応援 ゲイズファインダーの導入について

    2019年09月30日

    令和元年第2回定例会において、一般質問しました「ゲイズファインダーの導入について」私の考えを報告します。

    質問  平成29年第4回定例会において、発達障害の早期発見について、伺った際に、ゲイズファインダーの導入について伺いました。

    ゲイズファインダーというのは、2011年に大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学による連合小児発達学研究科と共同して開発された、視線計測装置です。

    子育て中のお母さんに話を聞くと、夜全く寝てくれない。寝たかと思うとすぐにぐずつきいらいらする。とか、何度同じことを注意しても、なおらない。どうしていいかわからない。何もしていないのにすぐにかんしゃくをおこし、どうしていいかわからなくなる。など、苦労されています。


    発達障害の中でも、自閉症スペクトラムの特徴として、社会性や対人関係に生きづらさを感じることがあげられます。

    子どもが他の子に興味を持っているか、他人の動きなど気にしているかなどの「社会性」「社会的能力」が十分に発達しているかどうか、専門家間で一致した見解を得ることは難しいとされている中、今注目されているのが、『ゲイズファインダー』と呼ばれるものです。

    この時の答弁では、保健所理事から、「先進事例についての研究と他市の取り組みなど調査、検討してまいりたいと考えております。」との答弁でした。

    その後、実際に、保健師さんに使用してもらおうと、実物を見てもらいましたが、その時の感想を伺います。

    答弁 平成29年12月にゲイズファインダーを体験する機会を提供していただいた際に参加した保健師の感想として「スクリーニングとしては有効であるということは理解できた」や「保護者に対し、検査についての説明や実施後の結果の説明をどのようにしたらよいのか戸惑う」と言った意見がございました。

    質問 実際に使用してみて、有効であると理解できたわけです。また、「保護者に対し、検査の説明や実施後の説明に戸惑う」と言うことですが、この点はオペレーターの育成をして、学べばいいわけです。

    また、ゲイズファインダーは、発達障害を認定するものではなく、あくまでも、子どもの興味がどこにあるのか知ることで、子育てがしやすくなるわけです。

    発達障害に対する適切な支援がなされない場合、その特性により生じる問題に周囲が気付かずに無理強い、叱責などを繰り返すことで失敗やつまずきの経験が積み重なり自尊感情の低下等を招き、更なる適応困難、不登校や引きこもり、反社会的行動等、二次的な問題としての問題行動が生じることがあるとされています。

    こうした二次障害を未然に防止する上で、発達障害を早期に発見し、 早期に適切な発達支援につなげていくことが特に重要であることから、国及び地方公共団体は、発達障害の早期発見のため必要な措置を講ずるものとされている(発達障害者支援法第 3 条第 1 項)。ということも紹介させていただきました。

    先月、子どもの発達科学研究所「子どもの発達・基礎セミナー」&「学校いじめ予防セミナー」に参加してきました。虐待や無差別殺人など、様々な事件が起きるたびに、心を痛めています。研究所では何故そのような行動をとってしまうのか、調べている中、少なからずとも発達障害が見受けられているようです。

    子どもの脳は、2歳ぐらいまでに、急に発達し、学校に行く頃には、ほぼ固まってしまうそうです。子ども一人一人が持つ発達の特性に、周りの大人が早く気が付き、その特性に沿った適切な関わりによって、また、親が関わり方を学ぶことができれば、その子にとっても、無理強いや、厳しく怒られることもなくなります。

    日本教育新聞の電子版の、「生徒指導」~小学校段階での考え方~という連 載で、亜細亜大学特任教授の大久保先生は「児童虐待の悲惨は言葉にならない。さらに子が親を殺す。親が子を殺す。未遂も含めたらとんでもない苦しみが社会に蔓延しているように感じる。人身事故も当たり前になってはいないか。幼児期から小学校の間に褒められたことの多い場合は、心にゆとりもあり、それが人相にもにじみ出ている。その逆の場合は、顔の作りではなく、いびつな性根が顔から見てとれる。悪意は持つだけでも人相を変えてしまうのである。不幸になりたくて産まれた子どもはいない。そうされてしまったとは言えないか。日頃から褒められているから叱られると身に染まるのである。この人として重要な土壌ができるのが保幼小の時なのである。」とありました。

    大久保先生に了解を得ていますので、名前を出してご紹介させていただきました。まさに、小さいころから褒めることの大切さを教えてもらいました。

    先ほどから述べているように、発達障害を見つけることが主眼ではありません。育てにくさを感じているお母さんたちに、イライラしなくていいんだよ。少し大変かもしれないけど、お子さんの興味がどこにあるのか知り、関わり方を学べば、自分も優しい言葉をかけることで、優しい気持ちになるし、いつも怒られて育つ子よりも、優しい気持ちの子が育ち、生きづらさも、個性なんだって思えるよ。と知ってもらいたいです。

    そのためにも、ゲイズファインダーを導入すべきと思いますが、如何でしょうか。

    答弁 これまで先進自治体の取り組みについて調査研究を行ってまいりました。先進市からの聞き取りでは、ゲイズファインダーは、子どもの目線という客観的な材料によって保護者と支援者が子どもの現在の発達の状態を共有し理解を助けるためのひとつのツールとして活用しているとのことでした。

    質問  ある保健師さんは「自分の見立てが間違っていないか不安な時もあるが、ゲイズファインダーがあれば、その不安も解消される」と言われていました。保健師さんが客観的にみられるという安心感はとても必要であり、負担軽減にもつながります。

    今、起こっている事に対し、対策を講じるのは当然ですが、そのうえで予防に力を入れることが求められています。
    子どもが健やかに育つということは、20年30年後の船橋を担う人材になるということです。

    毎年、夏休み前後に人権の授業が行われ、その中で「社会を明るくする運動」の作文コンテストに向け、多くの児童・生徒が作文を書いています。私も3小中学校の作文に目を通しましたが、今年は、直近のニュースでやっていたこともあり、多くの児童・生徒が「虐待」について、書かれていました。
    「虐待を受けた人は虐待を行ってしまう。この悪循環を断ち切らないといけないと思う」「虐待は絶対にいやだ」「小さな赤ちゃんが亡くなる」「暴力はいやだ」子ども達だって、ニュースを見て心を痛めています。

    今こそ、私たち大人が、虐待を許さない、虐待をおこさせない、小さな命を守り育んでいかなければなりません。
    業者に確認したところ、すべて税抜きですが、購入価格210万円、キャリングケース21万円、オペレーター育成費用およそ12万円、2年目以降保守点検が必要な時は19万8千円でした。(税込約合計290万)

    各保健センターに設置できればそれに越したことはありませんが、無理ならば保健福祉センターに設置し、貸し出しすればいいですし、保健福祉センターにあれば、来年設置される子育て世代包括支援センターに訪れた親子が気軽に触れて見ることができます。

    お母さんの側からも、育てづらい原因が分かっただけでも、ホットします。
    夫や義母などから「お前のしつけがなっていないのだ」と言われても「検査でこうだった」と言えますし、一緒に保健福祉センターに行って、体験をしてもらえばよけい理解をしてもらえます。

    子ども達の笑顔のために、子どもを生んでくれたお母さん・お父さんの笑顔のために、今決断すべきと思いますが如何でしょうか。

    答弁 ゲイズファインダーにつきましては、議員ご指摘の通り、保護者と保健師が同じものを見て客観的なデーターを活用することができるという点で、家族が子どもの発達状況について納得し、状況を受け入れることができる、などの一定の効果があることも伺っておりますので、効果や導入の必要性について引き続き検討してまいります。

    私の思いのたけを述べさせていただきました。生きづらさを抱えている本人を少しでも理解し、受け止めてあげられる大人でありたいと思います。

船橋市議会議員 はしもと 和子
  • 船橋市議会議員

    「笑顔で・誠実・迅速に」をモットーに「笑顔の庶民派NO.1」 を目指し、「現場を歩き」「対話に動く」皆様とのひざ詰の対話を 行ってまいります。

  • 略 歴

    ・昭和35年・長野県軽井沢生まれ
    ・県立小諸商業高等学校卒業
    ・八十二銀行入行
    ・昭和57年より船橋市在住
    ・夫・二男一女・義母の6人家族

  • 「すずらん」それは、白い鈴のような可憐な花の一つ一つが、小さくても花弁の向きを変え、表情豊かに咲き誇っています。

    花言葉は『幸福』です。

    自分自身の本然に輝く幸福を光らせ、一人ももれなく、幸福になる。それが、人生の目的です。

    私を支援してくださるお一人お一人が、幸福になるよう、共に歩んでいきたい。との願いを込めて、「すずらん」としています。

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