共育コラム
2024年 06月 14日

6月11日(火)一般質問が終わりましたので、取り上げたことを報告します。

1.骨粗しょう症検査

橋本・・・加齢などにより、骨密度が減少する「骨粗しょう症」になると、骨折しやすくなり、要介護状態に陥るリスクが高くなります。

早めに診断を受け、食事や運動療法、日光浴の習慣化や薬による治療を早く始めることが必要です。

骨粗しょう症は、自覚症状がなく、知らないうちに進行するため、定期的に、骨密度検査を受けることが重要です。

「骨粗しょう症」は、チョットした転倒やくしゃみをしただけでも骨折しやすくなるとも言われています。

特に女性は、閉経後の女性ホルモンの減少により、「骨粗しょう症」になりやすく、男性300万人に比べ、女性980万人と約3倍以上と推計されています。

また、「骨粗しょう症」と聞くと、高齢者がなる病気かと思いがちですが、若い女性でも、栄養不足・月経不順・運動不足などにより、骨密度が低下し、「骨粗しょう症」や骨折してしまうケースもあります。

「骨粗しょう症」の検診は、健康増進法に基づき、2008年に市区町村の努力義務に位置付けられていますが、必ず行わなければならない事業ではないため、本市では行われていません。

しかし、国は、高齢などにより、骨密度が減少する「骨粗しょう症」になると骨折しやすく、要介護状態に陥るリスクが高くなることから、国民の健康づくりに関する新しい計画で、2024年度から35年度までの国民健康づくり計画「健康日本21(第3次)」の中で、女性に関する項目を新設し、「骨粗しょう症」の検診受診率、骨粗鬆症財団の調査によりますが、2021年度の5.3%から2032年度15%まで向上させる目標が明記されています。

これらの事を受け、本市においてもしっかりと取り組まなければなりません。そこでお伺いいたしますが、今後どのように取り組んでいくのか伺います。

健康部長・・・本市では、以前、骨粗しょう症予防のための健康相談事業の中で、各保健センターにおいて骨密度測定を実施しておりましたが、利用者が減少傾向となり、若い世代の受診勧奨へつながらなかったことから、事業の見直しを行い、令和4年度より、骨粗しょう症予防も含めた「女性のための健康講座」を新たに開設し、20歳~64歳までの方を対象に実施しているところです。

骨粗しょう症検査については、2024年度からの「健康日本21」第3次計画の中で、全国的における目標値が明記されましたので、本市における2025年度からの仮称「ふなばし健やかプラン21(第3次)」を策定する中で、骨粗しょう症に対する取り組みを検討していきたいと考えております。

橋本・・・2025年度からの仮称「ふなばし健やかプラン21(第3次)」で、取り組みを検討するとのことでした。

取り組みのひとつとして、検査方法についてですが、簡単にできるQUS法(超音波法)これは、超音波を用いてかかとの骨量を推定し、将来の骨折リスクを予測。

骨粗しょう症の診断には使われませんが、骨の健康を知る上で、普及されています。

X線を用いたMD法、これは手のひらをX線撮影し、人差し指の骨とアルミニウムの濃度を比較して骨密度を測定します。

DXA(デキサ)法、これは、骨粗しょう症の診断に使用される測定法で、腰や足のつけ根、または腕の骨に2種類のX線を当てて骨密度を測定します。

このDXA法の機器がない場合、MD法が用いられるようです。

DXA法を取り入れている自治体を数カ所調べたところ、40歳から5歳ごとに70歳までの女性を対象に、無料または500円で受けられ、中でも、柏市では、検査方法により費用負担が1500円から300円となっていて選べるようになっていました。

様々な検査方法がありますが、超音波法は、健康まつりなどで体験することができますので、被ばく量が極めて少なく、迅速かつ制度の高い測定ができる、DXA法にたいし、検診費用を無料または他のがん検診のように500円で検診ができる体制を作るべきと考えますので、「ふなばし健やかプラン21(第3次)」を策定するなかで、検診について、具体的に検討し、2025年度から、実施できるように、進めていただくことを強く要望いたします。

このことを取り上げたのは、ある時、数名の方と話をする中で、「骨粗しょう症の検査方法で、より正確な骨密度が判るDEX法を、ぜひ取り入れてほしい。骨粗しょう症になると、骨折しやすくなり、介護が大変なんです。」と言われたことがきっかけでした。

これからも、小さな声をカタチに頑張ります!