子育て世帯臨時特例給付金について、国会で審議される中、10万円一括支給も可能となったため、船橋市では、本日(12月21日)、市長から追加議案として提案され、質疑・討論・採決が行われました。最初の5万円を12月27日に児童手当の受給者に振り込む予定としていましたが、10万円一括支給になったため、27日に間に合わせるためには、今日、議決しなければ、年内支給ができなため、委員会付託を省略し、本会議のみで行われました。
会派を代表して、質疑・討論をさせていただきました。
質疑
橋本・・・今回の補正予算は、子育て世帯臨時特別給付金の5万円をクーポンで給付する事業でしたが、国の方で、様々な声を聞き、各自治体の実情に応じて、クーポンにこだわらず現金支給も可能とし、さらに10万円一括給付できるようにしたことから、本市においても、令和3年9月分の児童手当の受給者に対し、年内に10万円を一括給付し、その他の対象者には、申請が必要なため、年明けの手続きとなってしまいますが、一括して10万円が給付されるもので、先議された補正予算に加え、新たに5万円分の現金給付分についての、補正予算です。
混乱がなかったとは言えませんが、12月に入り国会が開かれ、議論を重ねるうちに、岸田総理の方から「クーポン給付を基本とするが、地方自治体の実情に応じて、現金支給も可能とする」との発言があり、12月9日に私たち公明党では、松戸市長に対し、「2回目の給付に対し、現金給付と、年度内に給付がされるように」緊急要望をさせていただきました。
その後も、国会で質疑が行われる中で、「地方自治体の実情に応じて現金でも可能とし、さらには、自治体の判断により、年内の先行分5万円の給付と合わせて、10万円の現金を一括で給付することも選択肢の一つ」であることが示されました。本市でも、現金で一括給付をすることができればいいと思っていましたので、今回補正予算が上程され、一安心しました。
そこで伺いますが、市長は、これらの経緯の中、どのような判断をしたのか伺います。
市長・・・色々な声があったが、国の方針が変わる中、国の財源が決定していない中では、判断できないが、昨日、国の補正予算が決定した。必要な人が、必要とする時に届けることが、支えるうえで大切である。確実に早く届けることが必要だと判断した。(すべて書きとれませんでしたが、このようなことを述べていたと思います)
討論
橋本・・・議案第20号 令和3年度船橋市一般会計補正予算
賛成の立場で討論させていただきます。
子育て世帯臨時特別給付金事業ですが、令和3年9月分の児童手当の受給者に対し、年内に10万円を一括支給し、その他の対象者には、申請が必要なため、年明けの手続きとなってしまいますが、一括して10万円が給付されるものです。
先ほどの質疑で、経緯を述べさせていただきましたが、市長の方からは「色々な経緯はあったけれども、必要な人が、必要とする時に届けることが、支えるうえで大切であり、必要としている人に、確実に早く届けることが必要」と言った主旨の答弁だったと思いますが、最善の形で選択してくれたと思います。
所得制限はありますが、子育て世帯に寄り添った力強い判断であり、地方自治体にとっては、この他の給付措置やワクチン接種など実務上の負担があるにもかかわらず、スピード感をもって、現金で10万円を一括給付すると判断していただいたことに感謝をし、絶対無事故で事務を進めていただくことをお願いし賛成といたします。
2回目の5万円をクーポンにするか現金にするか、それぞれの自治体で判断が違いますが、船橋市では、現金で一括支給となりました。
(市長から補正予算の議案が提出されると、議会では、提案説明を受け、質疑を行い、今回のように急ぎでなければ、委員会に付託をし、委員会で質疑・討論・採決を行い、本会議で議員全員で採決をします。)
全会一致で、可決されたことを報告させていただきます。