令和5年第2回定例会で、以下のような質疑の結果、令和6年度予算で、在宅で人工呼吸器を使用している方に対し、災害時などの停電時でも安心して日常生活が継続できるように「非常用電源」が、日常生活用具の給付品目に追加されました。
品目の種類は、ポータブル電源・DC/ACインバーター・正弦波インバーター発電機の1種類のみで、耐用年数5年、基準額10万円。
市民税課税世帯は、1割負担。
均等割のみ課税世帯・非課税世帯・生活保護世帯は、0円。
いずれも、10万円を超す場合は、超過額は自己負担。
橋本・・・特別支援学校に勤務している看護師さんから、医療的ケア児や夜間のみ人工呼吸器を使われている児童に対し、停電時、電源のサポートはあるのか、ポータブル電源は高額なため、準備できていない方が多く見られるけれども、市としてどのように考えているのかと聞かれました。
調べてみますと、世田谷区では、災害時や不安定な電力供給などの緊急時に在宅で安心して日常生活ができるように、このポータブル電源等の無償配付がされております。
また、大分市では、上限12万円の補助金がありました。
また、県内では、香取市が地域生活支援事業における日常生活用具給付事業の種目に追加をされていました。
台風や地震など、これからも大きな災害時における非常用電源の確保はとても重要だと考えております。
本市においても様々な助成金などを考えるべきだと思いますけれども、どのようにお考えかお伺いいたします。
健康福祉局長・・・在宅で人工呼吸器を使用するなど、災害時に電源確保が必要となる方への支援につきましては、大変重要であると認識しています。
慢性疾病児童等地域支援協議会からのご意見のほか、令和4年度には、船橋市医師会や難病患者に対する医療・保健・福祉に関する関係機関の代表者等で構成する船橋市難病対策地域協議会、こちらのほうからも、日常的に人工呼吸器を使用している方は災害時の移動が困難であることから、電源確保が最優先課題であるなどのご意見を伺ったところです。
こうしたことから、実態やニーズを把握すべく、現在、保健所、こども家庭部、福祉サービス部が連携しまして、対象となる方に対しアンケート調査を行うとともに、他自治体の制度について調査を行っているところです。
これらのことを踏まえまして、具体的な支援策について検討してまいりたいと、考えております。
橋本・・・実際に、必要なお子さんがいるわけですので、これから台風の季節もやってきます。
ここのところ、地震も続いておりますので、できる限り支援をしていただきたいことを強く要望しておきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
担当課に確認したところ、4月1日の広報ふなばし等で、お知らせしたところ、4月15日現在で、11人の方が申請中とのことです。
対象となる方は、あくまでも在宅で生活をしている方です。
また、条件もありますので、購入前に、必ず、担当課に相談してください。
身体障害者手帳を持っている、又は障害者総合支援法の対象疾病に罹患している方
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障害福祉課(047-436-2309)
指定難病、又は小児慢性特定疾医療費受給者証を持っている方
☟
保健所・保健総務課(047-409-2891)