5月10日(金)秋野公造参議院議員・竹谷とし子参議院議員と市議会議員3名で、柏市にある「国立がん研究センター東病院 レディースセンター」を視察しました。
乳がんや子宮頸がんなどの女性特有のがんの罹患率が上昇しているなか、女性患者特有の身体的、精神的および社会的なトータルサポートが必要ですが、国内のがん専門病院で女性を対象とした、最適な治療提供からサポートを担うレディースセンターが、柏市に昨年9月に開設されました。
治療方針やそれぞれの背景や問題点を把握し、関連する診療科や多職種(リハビリテーションやリンパ浮腫相談の理学療法士・遺伝カウンセリング・薬剤部・看護師等)が連携を図り、女性がん患者と寄り添うすべての人々の生活をサポート。
*妊孕性相談・対応
*小児、AYA世代の支援
*社会的支援制度の紹介
*アピアランス(外見の変化)に関する相談・支援
*遺伝カウンセリング
*リンパ浮腫を含むリハビリテーションの必要性の相談・評価と対応
*薬物療法などの副作用に関する相談
ドクターが中心だった治療から多くの方が関わり、患者の悩みやライフステージに応じた多面的なケアをコーディネートする体制に驚きました。
中でも「女性看護外来」があり、師専従看護師1名(がん専門看護師)、専任看護師3名(乳がん認定看護師)が配置され、女性がん患者のあらゆる相談の窓口となり、患者の悩みやライフステージに応じた多面的なケアをコーディネートします。
30歳代後半から40歳代で女性が男性より罹患率が高くなっています。
この世代は、子育てや社会での活躍など、女性への支援がとても必要です。
このようなセンターが、全国各地にできることを願うばかりです。
とても有意義な視察でした。