2017年 04月 27日
改正障害者雇用促進法が昨年4月に施行されて1年がたち、障がい者の雇用環境の改善が進んでいます。
頻繁に通る高根の道沿いに、ハウスが建てられ、大きな看板に「わーくはぴねす農園」と書かれ気になっていましたので、視察をさせて頂きました。
障がい者の就労を支援するコンサルティング会社「エスプールプラス」が農園の窓口となり、企業に有料で貸し出し、その企業が農園で働く障がい者を雇用します。企業の担当者がしっかりと農園に足を運んでいるのも特徴だと思います。
ここでは、知的障がいの方が、鍬や土を使わない養液栽培で野菜を育てています。農機具を使わないので、安全です。また、土ではないので、清潔な環境の中で、働くことができます。
3レーン6山を一つの企業が有料で借り、働く障がい者3人と担当者1人(シルバーの方)が1組となりその企業に雇われています。
野菜栽培の工程
①野菜を育てる培地を平らにならす(農地なので、平らにするところから行っています。ここだけは、土です)
②種をまくための培地への穴開け
③種まき
④水やり
⑤収穫(企業の社員食堂で利用されたり、福利厚生として無料で野菜を配布。お礼をこのような形で表しているのも、素晴らしいと思います)
⑥残った根っこを取り除く・・・・など
企業に雇われているため、勤務時間は、週30時間は働きます。
最低賃金が保証されているため、働き甲斐があります。
新しい雇用のあり方を通し、勉強をさせて頂きました。