2013年 10月 31日
10月29日(火)に行われた、日本医科大学武蔵小杉病院・腫瘍内科の勝俣範之教授の「知ってほしい正しいがん検診の知識」の講演会に行ってきました。
日本人は、2人に1人が「がん」になり、3人に1人は「がん」で亡くなると言われています。「がん」の死亡率を減少させるには有効な検診を正しく行うことが必要だと強調されていました。
乳がん・子宮頸がん・大腸がんが最も検診が有効であるにもかかわらず、検診受診率は、どのがん検診も25%以下です。平成19年に閣議決定された「がん対策推進基本計画」では、5年以内に、50%以上のがん検診受診率を目標としていますが、いまだに、50%以上の検診受診率が達成されていないのが現状です。
勝俣教授は、日本に比べ乳がん検診の受診率が70%と高いイギリスが行っている「コール・リコール」と呼ばれる個別受診勧奨を紹介してくれました。これは、対象者(50-64歳)全員に受診勧奨通知を出し、受診を勧め、受診しない人には再度通知をする。受診した人のデーターを精度管理することです。
「コール・リコール」について、しっかり学び、提案をしてまいります。検診により、守れる命があるということを強調しておきます。
船橋市では、対象者には、無料クーポン券が発送されています。また、それ以外の方も500円で検診が受けられますので、積極的に検診を受けましょう。
詳しくは、健康増進課または船橋市のホームページ
http://www.city.funabashi.chiba.jp/kenkou/kenshin/0001/p002146_d/fil/KAKUSYUKENSINGAIYOU.pdf をご覧ください。