2020年 08月 16日
中学校に音声翻訳機を導入
市では、日本語を十分に理解できない生徒および保護者とのコミュニケーションが円滑に図れるよう「音声翻訳機」を市内22中学校に導入しました。
市内には帰国・外国人児童生徒1310人が在校し、その内、日本語を十分理解できない児童生徒は222人います。
これまで日本語指導員および日本語指導協力員が通訳を行い、児童生徒と教師とのコミュニケーションをつないできましたが、子どもたちと市長が船橋の将来を語り合う“こども未来会議室“で
「外国の友達が日本語に不安を抱えているので母国語での作文を認めたり、テストにふりがなをつけたり、日本語指導員を常駐させてほしい」という提案があり、音声翻訳機の導入を決定しました。
音声翻訳機は、英語や中国語をはじめ、タガログ語・ベトナム語・ネパール語など74言語の翻訳が可能で、市内在校生徒の母国語をすべてカバーしています。
導入した中学校では、日本語が十分に理解できない生徒・保護者との個人指導や面談、提出文書の説明などに活用しています。
さらに、休み時間に生徒同士がコミュニケーションをとるためにも活用ができます。。
音声翻訳機を使うことで、日本語に慣れていない生徒が、母国語で考えを伝え、安心して学校生活を送ることができます。
市は今後、未導入の中学校や小学校にも導入を検討しています。