2018年 12月 09日
環境省では、介護が必要な高齢者が増加する中、使用済み紙おむつのリサイクルに向けたガイドラインを作成する方向となりました。
企業や自治体などを集めて検討を行い、2019年度中にガイドラインを公表し、使用済み紙おむつのリサイクルを進める考えです。
会派で、以前より、使用済み紙おむつのリサイクルについて、取り組んできました。視察の様子は、以前のブログをご覧ください。
12月7日(金)市内の介護施設を訪問し、現状を伺ってきました。
この洗濯機は、特殊なもので、便や嘔吐物があっても、溶かして排水に流せるそうです。
今までは、手洗いで、下処理をしてから、洗濯機に入れていました。
おむつ交換をした後は、できるだけ臭いが出ないように、ビニール袋に入れてから、45リットルのゴミ袋に入れます。
尿の量により一袋の重さが違いますが、重たいものでは、15キログラム以上になります。持ってみましたが、女性にとっては、かなり重く感じました。
介護現場で働く方は、大半が女性なので、ご苦労されていると思います。
この介護施設では、定員80名ショートステイ8名で、紙おむつの購入は、月5,500枚だそうです。ほとんど毎月購入するので、これだけ使用されていることになります。
一般廃棄物として処理されますが、月13万円~15万円位かかっているそうです。(他のごみも含む)
介護施設では、トイレに座って排泄を促すことが、介護の基本と教わりました。
トイレに、手すりなどが工夫されていました。
環境省が使用済み紙おむつのリサイクルについて、動きだしたことは、すごいことだと思います。
以前、伯耆町に視察に行ったときに、町長さんが、ガイドラインを作成する委員になっていると言われていましたので、来年度ガイドラインができることを楽しみにしています。