8月6日(月)夕方6時30分から開催された「金杉地区管渠布設工事(その42・その46・その56)」の住民説明会に参加しました。
2019年6月(その46は10月)の供用開始に向けて、下水道工事が行われるため、工事内容や宅地内排水設備工事、下水道使用料・受益者負担金について、各担当課から説明がありました。
金杉台小学校の体育館で開催されましたが、この日はいくらか涼しかったため、大きな扇風機で間に合いましたが、先週に開催されていたら、暑かったことと思いました。
この地域は、分流式です。分流式とは、家庭用雑排水(台所・お風呂・トイレ等)いわゆる汚水と雨水を完全に分離し、汚水は公共下水道の汚水管へ流し、雨水は雨水管やU字溝に流すことです。
合流式は、汚水と雨水をいっしょに公共下水道管に流します。(市内では、津田沼処理区と西浦処理区(一部、分流式)と高瀬処理区の一部が合流式です。)
下水道管が道路内に布設されると、その下水道管と宅地内の排水管を接続します。その間に設けられるのが「公共汚水ます」で、1宅地に1個、道路境界に最も近い所に市が設置し、維持管理も市が行います。
この工事が終わり3年以内に、宅地内の排水管を接続しなければなりません。逆に言えば、3年の内に設置すればいいので、あわてる必要はありません。
説明会が終わると、市のHP上に、説明会が開催された地域がでるため、指定工事店が営業にまわってきますので、必ず、2~3社の見積もりをとりましょう!
あわてず、ゆっくりと考えて下さい。工事が始まって、供用開始まで、8か月以上かかります。そこから3年以内ですので、ご近状の方と相談しても良いかと思います。
宅地内排水設備工事契約について、重複契約等によるトラブルが発生しているそうです。契約は、急ぐ必要がありませんので、契約内容を十分検討し、指定工事店1社と契約をしましょう。
市内の指定工事店が加入する「船橋市管工事業協同組合」では、宅地内排水設備工事に関する質問や相談等を受けてくれます。
詳しくは、お電話でお問い合わせください。
電話 047-440-5180
月・水・金曜日 午前9時~12時 (祝日・振替休日・年末年始を除く)
どうしても、宅地内工事は、お金がかかります。
トイレがくみ取りか水洗によっても違いますし、浄化槽を全部撤去するのか、一部埋め戻しするのかでも違ってきますが、20万円以上はかかります。
船橋市では、公共下水道への接続を促進するため、宅地内排水設備工事費の全部または一部を無利息で貸付を行っています。
貸付限度額 浄化槽を廃止して接続・・・1基につき35万円以内
くみ取り便所を水洗式に改造・・・1便槽につき50万円以内
償還方法 資金を借りた翌々月から40か月の均等分割払(口座振替)
貸付要件や申し込み方法など、工事を着工する前に、指定工事店にご相談下さい。
船橋市では、行政区域8,562haの約8割にあたる7,110haの区域を下水道計画区域としています。この区域を100%とし、現在90%近くまで、下水道が整備されています。
他から転入されてきた方は、未だに下水道が整備されていない地域があることに驚きの声をあげていますが、急ピッチで、進んできた気がします。
私が議員になった10年前は、計画にものっていないので、いつになるか分からないと言われていた地域ですが、目に見えて進んできました。
場所によりますが、後数年で、整備されます。
整備が近くなってきた地域で、家の建て替えを考えている方がいましたら、下水道が整備されてから、建て替えをしましょう。
整備されない前に建て替えをすると、合併浄化槽を設置することになります。下水道が整備されたら、合併浄化槽が使えなくなりますので、よく考えてから、建て替えすることをお勧めします。