すずらんブログ
2013年 04月 22日
「の」の字の教育

子どもたちと会話をするときに「そうなの」とか「痛かったの」「苦しかったの」とできるだけ語尾に「の」を付けてみてください。子どもが言ったことを繰り替えした後に「そうなの」というだけで、穏やかになります。

前回も書きましたが、自分の心をできるだけ穏やかにするには、この方法がいいですよ。

また、子育てをしていく中で、笑顔を絶やさない秘訣は、子どもの嫌がることをしないことです。自分がされて嫌なことはもちろんですが、子どもが嫌がることをしなければ、怒る必要がなくなります。

例えば、「宿題しなさい!」と言うと「今やろうとしていたのに、やる気なくなった~」と言ってやらない子が多いですよね。そんな時は「宿題やったの?」って聞くと子どもは、はっとして、「あ、やってない」「やらなくちゃ」とか言ってやるものです。

小さな子どもが転んで泣いていると「前を見て歩かないからだ」とか「ちゃんと前を見て歩きなさい」って言いがちですが、まず最初に「痛かったの」って言って抱きしめてあげて「これからは、前を見て歩こうね」って言ってあげればいいのです。

この辺のことが分かってくると、あまり怒らなくなります。でも、他人に害を与える時や命に及ぶようないたずらをしたときは、本気で叱りましょう。普段おこってばかりだといざという時、子どもは、また怒っていると言って真剣に受け止めてくれません。難しいと思わず、挑戦してみてくださいね。