2017年 07月 25日
船橋市飯山満町一丁目から米ケ崎町にある、縄文時代の遺跡です。
ヤマトシジミの貝塚で、船橋周辺でこの時代の貝塚は珍しく、千葉県内でも、取掛西貝塚を含め3例のみで、この貝塚から、縄文時代早期前半(約1万年前)だと分かったそうです。
1件の竪穴住居跡の貝層直下から、猪の頭骨十数体分が配置された状態で発見されました。これは、国内最古とされる猪などの動物儀礼の跡だそうです。
市は、3年かけて調査をし、市内初の国史跡の指定を目指します。
市では、この一帯を開発による破壊から守るため、約1,100㎡の土地を購入しました。今後、広報紙やSNSなどで、情報発信をするほか、講演会や地元の小学校や市民向けの見学会などを行う予定です。
私たちが、行った時に、近所の小学生が、夏休みの自由研究に、お父さんと一緒に見に来ました。担当の方に、色々と聞いていたことが印象的でした。