7月5日(日)に開催された、「第65回社会を明るくする運動」での松本文化教育長の講演から、一緒に考えてみたいと思います。
自立心を育てるための10項目
①過保護追放、甘やかしを撲滅しよう。
②かまいすぎや、かばいだてをなくそう。
③自分ですべきことは自分で決めさせ、それを実行させよう。⇒指示・命令されないと動けなくなる。どうすれば子どもが自分で判断できるか。
④余程のことでない限り、子どもを突っ放そう。
⑤結果主義をなくそう。⇒そこまでの過程が大事、プロセスを大切に。
⑥他の子と比較せず、その子どもは、その子どもなりの価値を認めよう。⇒その子が頑張ったら、頑張った分認める。少しでも前進していたら、そのことを認める。けっして、他の子と比較しない。認めるときは、即認める。いつも叱られてばかりいる子でも、とにかく探して、認めることが大事。
⑦欠点ばかり指摘しないで、良い点を誉めてやろう。⇒欠点ばかり探さないで、誉めることを探す。
⑧何事も体験させてみよう。
⑨困難と思うことに挑戦させてみよう。⇒無理なこと、失敗することの大切さを知ることは、心を強くし、たくましくする。いつ・どこで手を出せばいいか考えるのが大人の役目。
⑩親の人生経験を語って聞かせよう。⇒特に失敗談を。自立心を育てるために必要。
躾の三原則(家庭に役割)
①朝の挨拶をする子に。⇒まず、親から誘い水をだす。挨拶は相手の心を開く、人より先に挨拶を。
②「ハイ」とはっきり返事のできる子に。⇒家庭で、例えば夫に呼ばれたら、必ず「ハイ」と返事をする。
③席を立ったら必ず椅子を入れ、履き物を脱いだら必ず揃える子に。⇒玄関を見るとそこに住んでいる人がわかる。
時を守り 場を浄め 礼を正す
信念を持って子育てをする。願わくは子育てを楽しんでほしい。
相手の痛みが分かる子に。
失敗をバネに立ちあがってほしい。
親の川柳 「こんな子に 育てた覚え 少しあり」
以上が、講演の内容です。
子育ては、親の思うようにはいきませんが、子ども一人一人の人格を尊重し、その子なりの頑張りを誉めて認めてあげられる親であってほしいと思います。
親のレールに子どもを乗せると、後で大変な思いをします。子どもは子どもなりの考えを持っていますので、親の思いと違っても、応援してあげられるようになってほしいものです。
孫育ての真っ最中。私も考えさせられました。