IQが知能指数を表すのに対して、心の知能指数を表したのがEQです。
*『EQ=Emotional Intelligence Quotient』は「心の知能指数」と訳されます。
*アメリカのダニエル・ゴールマン博士によって「EQこころの知能指数」が世界に広く知れ渡った。
【後藤先生の著書・多くの事例で語る 不登校・ニート ズバリより】
船橋市では、不登校の児童生徒が、年々増加傾向にあります。船橋総合教育センターや夢のふなっこ、適応指導教室などがあり、学校に復帰している児童生徒がいるにもかかわらず、新規に不登校になってしまう児童生徒が多いことが現状です。
このような中、後藤先生から、不登校の問題に対する原因と経過、対処方法などを講演してもらいました。
不登校の児童生徒の多くは、「感情のコントロール」「思いやり」「忍耐力」「継続力」「意思決定力」「自信」「コミュニケーション能力」「対人関係処理能力」等のEQ能力が希薄になっているので、EQ能力を育てることが必要とのことです。
講演会の内容を私なりに、まとめてみました。
就学前までに必要な7つの事
①自信(自分自身を信じることができる)
②好奇心
③計画性
④自制心
⑤仲間意識
⑥意思疎通能力
⑦協調性
学校は社会に出る準備段階ということを忘れてはならない。
感情的知性・社会的知性など家庭でやるべき事ができていないので、学校でやらなければならない。
反抗期がないことが問題。⇒ 自我に目覚めないので。
6歳までに心と体が育てば良い。
学校は社会に出るトレーニング期間。
不登校は結果であり、原因が必ずある。
幼少期の心の問題(その世代になじめない)⇒ 不登校 ⇒ 怠け・さぼり ⇒ 本人の責任ではない、そのように育てられた。
例えば、熱が出ているときに学校に行かせられるのは、本人が一番つらい。不登校になっているのに、無理しても学校に連れていくことがいいのか?それは、ダメでしょう!
休ませてあげることが必要だが、見捨ててはだめ。訪問をするなどし、休ませながらもコンタクトを取ることが必要。人の心は、人からの刺激があって初めて動くもの。
学校へは、親の手で連れてきてもらう。決してあせらない。「どうして来れるようになったのか?」⇒「やっぱり、自分で行こうと思ったから」本人がそう思わない限り学校へは行かれない。
親との連携を忘れずに、信頼関係を築く。原因を特定する。(不登校になった原因)
家庭内教育を見直す。
とにかく、自分で言わせる。⇒ 本人が気付くことが必要。本人がどうしたいのかが重要
後藤先生の講演を聞き、家庭教育のあり方がとても大切だと思いました。
不登校は結果であり、原因が必ずあるということ。そこに目を向けなければ解決がしません。親御さんも悩んでいますが、本人が一番苦しんでいることを理解し、関わり方を学び、よりよい親子関係を築く努力が必要だと、感じました。
もし、不登校やニートなどで悩んでいる方がいましたら、ご連絡ください。一人で悩まないでください。専門家の力を借りてほしいと思います。
http://www.takizawa-hs.jp/ 学校法人 瀧澤学園・千葉モードビジネスのHPから、後藤先生・EQ教育をご覧下さい。