11月26日の一般質問で、取り上げました。時間の都合上、確認のみさせてもらいました。
橋本 「不登校の児童生徒が自宅でICTを活用して学習した場合に出席扱いにできる制度」この制度は、一定の要件を満たした上で、自宅において教育委員会・学校・学校外の公的機関又は民間事業者が提供するICT等を活用した学習活動を行った場合、校長は、指導要録上出席扱いとすること及びその成果を評価に反映することができることとするものです。
学校現場では、あまり理解が広まっていませんが、船橋市の現状はどうでしょうか。また、文科省の通知では、学校や教育委員会で一定の基準を作成せておく必要があるとなっていますが、基準等は作成されているのでしょうか。
学校教育部長 文部科学省からの通知を受け、昨年11月に各学校に通知しておりますが、本年11月に再度まとめたものを各学校に通知し周知に努めたところです。
文部科学省に一定の基準について確認したところ「出席扱い等の要件を整理したものに、具体的に数値化できる項目を加えたものを基準とすることができる」と回答を得ましたので、「出席扱い」とする判断のめやすについて、具体的な数値化の項目を加えた基準を作成し、今後、各学校に示して参ります。
不登校の児童生徒は増加傾向にあります。本来であれば、学校で、学習や友達関係などを学び社会に出ていくことが望まれますが、いじめや病気などどうしても学校に行かれない児童生徒もいます。
学びの場の提供の一つとして、オンライン授業やICTを活用した自宅学習は、子どもたちの学びを広げるものです。
GIGAスクール構想で、児童生徒一人につき1台の端末が整備されます。
船橋市では、市内小学校55校と特別支援学校1校2校舎と中学校27校の全てに、今年度末までに整備する予定となっています。
また、電子黒板は、すでに全中学校の普通学級に整備されていますが、今年度末までに、小学3年生から6年生の全普通学級と特別支援学級、特別支援学校に整備する予定となっています。
学校でのICT化の整備が進みますので、学校に来られない児童生徒も、オンラインで学習が出来るようになると思います。
全国各地でICT化が進みますので、このように、不登校の児童生徒が自宅でICTを活用し、一定の基準をクリアした場合に、出席扱いになることは、とても良いことだと思います。