すずらんブログ
2018年 11月 16日

11月14日(水)13時から、中山競馬場古作第2有料駐車場で、船橋市、千葉県及び県内の高圧ガス関係機関による「平成30年度高圧ガス輸送車等防災訓練」が行われました。

この訓練は、高圧ガス輸送車の移動中における事故等を想定して訓練することにより、地域住民への二次災害発生及び拡大を防止する処置を習得し、各関係機関の協力体制を確立するとともに、防災意識の高揚を図ることを目的に毎年実施されていますが、10年に1度の開催地として、船橋市で開催されました。

最初の訓練は、アンモニアガス漏えい時の処置訓練です。地震発生により、冷凍・冷蔵倉庫事業所の機械室に設置されているアンモニア及びフルオローカーボン冷凍設備のうち、アンモニア冷凍設備の配管フランジ部が緩んだため、冷媒として使用している液化アンモニアが漏えいした事故を想定して、事業所の通報及び初期防災活動、県産業保安課の対応、消防機関、警察並びに発災事業所の防災要員の防災活動の訓練です。

次の訓練は、液化塩素50キログラム入り容器のバブルが損傷し、塩素ガスが噴出したため近くにいた作業員が負傷。そこで、防災要員が空気呼吸器を装着して、容器に防災キャップを取付け、塩素ガスの漏えいを防止した後、負傷者を発見し担架で搬送する。このような事故を想定しての訓練です。

高圧ガス地域防災協議会の主催により、毎年9~10月頃に空気呼吸器装着訓練が開催されていますが、この訓練において、今年度、優秀な成績をおさめた訓練者による訓練でした。さすがに素早い対応でした。

次は、私たちも気を付けなければならない事です。

LPガス・カートリッジ缶等の破裂燃焼実験が行われました。

LPガス・カートリッジ缶は、家庭でもよく使われています。また、バーベキューなどのレジャーでも簡単に持ち運びができる燃料です。

また、一般家庭で使用される殺虫剤や塗料、化粧品用のエアゾール缶にも、LPガスやジメチルエーテル等の可燃性ガスが多く使用されています。

実験では、これらの缶をバーナーで加熱することで缶が破裂し激しく燃焼する危険性を認識し、今後の防災活動の参考とするものです。

家庭からでるこれらの缶を、可燃物ごみとして出してしまうと、大変なことになってしまいますので、皆様、お気をつけください。

船橋市の場合、スプレー缶や卓上カセットコンロ用のボンベは、必ず中身を使い切って、資源ごみ(ビン・缶)で出してください。穴はあけなくても構いません。

物凄い音がしました。炎が上がっているのがおわかりでしょうか。

次は、アセチレンガスによる溶接、溶断作業において、作業者の操作ミスや機器の不備等により、逆火現象が発生することがあり、事故を引き起こすおそれがあるため、実験では、実際にアセチレンの逆火現象を起こさせ、チューブが破裂する現象などにより、逆火の危険性を認識するものです。

最後は、酸素ガス容器輸送車が、十字路交差点に進入した時に、地震発生により、ハンドルをとられた乗用車と衝突した。

この衝突で酸素ガス容器輸送車は、ガードレールに、乗用車は、中央分離帯に激突した。

また、本道を酸素ガス容器輸送車の反対方向から交差点に進入しようとしていたLPガスタンクローリーは、二次被害を避けようと急停止したため、後続のトラックは急ブレーキをかけたが間に合わず、LPガスタンクローリーに追突した。

この事故により、酸素ガス容器輸送車から容器3本が落下し、衝撃によりそのうちの2本から酸素ガスが漏えいした。

また、中央分離帯に激突した乗用車の燃料タンクからガソリンが漏えいし、何らかの原因によりガソリンに引火、延焼した。

一方、追突されたLPガスタンクローリーでは、後部より少量の液化石油ガスが漏えいし、運転手が応急処置を行うも完全に止まらない。

また、乗用車の火災により、LPガスタンクローリーの容器が熱せられ、内圧が上昇するおそれが生じた。

このような事故を想定し、それぞれの運転手の通報及び初期防災活動、消防機関、警察並びに出動した防災事業所の防災要員の活動を訓練をしました。

実際に起こってほしくない事故ですが、何が起こるかわかりませんので、訓練を重ね、いざというときのために、それぞれの機関が真剣におこなっていました。

普段何気なく見ている、LPガスタンクローリー車ですが、危険と背中合わせの仕事なんだと感じました。

また、それだけではなく、全ての人たちが、緊張感の中、無くてはならない仕事をしていますので、絶対無事故を祈るばかりです。

普段見ることができない訓練を見させていただきました。

 

 

 

 

 

2018年 11月 14日

11月9日(金)鳥取県にある伯耆町役場で「使用済み紙おむつ燃料化事業」の説明を受けました。

偶然にも、埼玉県幸手市・杉戸町の議員さんと一緒の視察となりました。

伯耆町役場前ですが、桜が咲いていました。数日前に、気温が下がり、その後は暖かい日が続き、桜が間違えて咲いたようです。

森安町長より、導入の経緯を教えてもらいました。

可燃ごみは、南部町・伯耆町清掃施設管理組合クリーンセンターと伯耆町清掃センターの2施設で、焼却処理をするなか、事業系「使用済み紙おむつ」も一緒に搬入され、焼却処理がされていました。

H17年の合併から、人口は減少するものの、可燃ごみの処理量はほぼ横ばい状態のなか、焼却施設の老朽化が進み、水分の多い、生ごみと使用済み紙おむつの減量化を検討し、使用済み紙おむつの燃料化に取り組んだそうです。

ポリマーにより、多量の水分を含んでいるため、重く、焼却する際も燃えにくいが、一旦燃え始めると急激な温度上昇を招き、焼却炉を傷める原因となるので、処理困難物となっています。

そこで、使用済み紙おむつを、ペレット化し、平成26年4月に町営温泉施設に「使用済み紙おむつペレット専用ボイラー」を設置し、使用することで、エネルギーの地産地消が完成しました。

事業の効果は、温泉ガスボイラーで使用するLPG(プロパンとブタンを液化したものを液化石油ガスと呼ぶ)の約2割を削減目標に取り組んだところ、平成28年度に目標を達成し、平成29年度は、平成26年度との実績比で25.6%削減できました。

しかし、問題点もありました。

事業系使用済み紙おむつを、産業廃棄物とするのか、一般廃棄物とするのか、一定の指標が望まれる。

この事業を開始したときは、実証実験として、一般廃棄物として、町で回収・処理をし、回収コストを町が負担している。通常であれば事業系ごみなので、排出事業者の責任だが、有料化することに抵抗がある。

専用のボイラーを開発し、運転しながら改良を継続しているが、燃焼時に発生する「すす」は、バグフィルター(ろ布)を傷める原因となっているため、対応に苦戦中だそうです。

実際に、清掃センターと温浴施設を見学しました。

町なかから少し離れたところにありました。

専用のトラックで運ばれてきます。

紙おむつ燃料化装置に入れらます。

処理フローです。

清掃センターから、温浴施設に移動しました。

白い物が、ペレットです。

ペレットを、専用のボイラーに投入し、エネルギーとなります。

専用のパイプで温浴施設に運ばれています。

社会福祉協議会が運営していますが、ここでも、健康ポイント制度がありました。

船橋市でも、10月から始まりました。

前回、松戸市にある企業を視察しました。船橋市でも、ごみの減量化に取り組む中、使用済み紙おむつの燃料化を考えなければなりません。

また、保育園が使用済み紙おむつを持ち帰らせていることについて、他市では、持ち帰らせないようにする取り組みが始まっています。

衛生面からしても、持ち帰らせないようにすることが必要です。

しかし、乳幼児の使用済み紙おむつの量や水分量よりも、大人の紙おむつの使用量の方が、断然多いわけですから、リサイクルできるのであれば、しっかりと取り組んでいく必要があります。

 

 

 

 

 

 

2018年 11月 12日

秋晴れの下、11月11日(日)船橋市運動公園陸上競技場で、「2018船橋市民マラソン大会」が開催され、「親子宣言タイム」のスタートの合図をさせてもらいました。

「親子宣言タイム」は、事前に、タイムを宣言し、タイム通りに走れたか競うもので、速さを競うものではありません。

ゴールは、必ず、手をつながなければ失格となってしまいます。

子どもの方が速く、ゴール手前で、お父さんが来るのを待っていたり、おばあちゃんとお孫さんでしょうか、手をつないで歩いてゴールしていた姿もありました。

どの親子も、一生懸命な姿に感動しました。ゴール前で「がんばれー」と大きな声で声援を送りました。

もちろん、中学・高校・一般・年齢別も行われました。

表彰式での様子です。

 

2018年 11月 11日

「モータースポーツと湾岸部の歴史」展


昭和20年代から歩んできたモータースポーツと浜町・若松地区の歴史を写真や映像等で振り返る企画展「モータースポーツと湾岸部の歴史」を郷土資料館で20日(火)から来月16日(日)まで開催されます。

浜町・若松地区の埋立ては昭和10年代から始まり20年代に大規模な工事が行われ、昭和40年には船橋サーキットで選手権大会が開催されるなど、モータースポーツにも深い関わりがあります。

船橋発祥のモータースポーツである船橋オートレースや船橋ヘルスセンター、団地造成などに関する資料を紹介し、湾岸部の変遷を1階のロビーから3階の展示室まで全てのフロアを使い約50点の資料を展示します。

1階のロビーでは、大型ビジョンに4輪オートレースや船橋サーキットなど懐かしい写真を映し出し、3階では、実際にレースで使用されていた二輪車も展示します。

12月2日(日)、9日(日)の午後2時半からは学芸員による展示解説も行われますので湾岸地区の歴史をぜひお楽しみください。

2018年 11月 07日

市民活動・ボランティアガイドブック


毎年、これから市民活動やボランティアをしたいと考えている方のために市内で活動する市民活動団体やボランティア活動の最新情報を紹介する「市民活動・ボランティアガイドブック」の平成30年度版が完成し配布が始まりました。(約150頁、無料)

市内には福祉・スポーツ・子どもの健全育成など、さまざまな分野で活躍する市民活動団体があり本ガイドブックでは約230の団体を紹介しています。

各団体を「保健、医療又は福祉の増進」「社会教育の推進」などの活動分野ごとにまとめて、活動の内容や目的、場所、活動頻度、会員の募集内容や会費、連絡先等々わかりやすく掲載しています。

市が募集している行政関係のボランティア募集情報も掲載されていますのでこの一冊で様々なボランティア活動を見つけられます。

配布場所は市役所4階市民協働課と市民活動サポートセンター(フェイスビル5階)です。

市ホームページではカラー版が見られます。

2018年 10月 29日

「ふなふな船橋」 出演者募集!


昨年度まで3カ年計画で実施された市民参加による演劇「アンデルセンプロジェクト」は感動の舞台で幕を閉じました。

この市民参加型の演劇の火を絶やさぬよう、今年度は朗読劇を企画し、市民演劇「演劇ワークショップ船橋2018」と題し出演者を募集します。

上演作品は船橋を題材にした吉本ばななさんの「ふなふな船橋」、演出家小山ゆうな先生の指導の下、7回のワークショップを経て12月15日(土)午後3時からきららホールにて上演されます。

参加資格は小学校4年生以上で7回のワークショップに参加出来る人。

年齢の上限はありません。

定員は40名、初心者・経験者は問いません。

参加費として公演チケット2枚の購入と保険料350円の負担があります。

11月11日(日)に市民文化ホールで説明会が開催された後18日(日)からきららホールを中心に主に平日夜6時からワークショップ(3時間程度)が開催されます。

作品をみんなで創り上げる喜びを体験出来る貴重な機会です。

ぜひ、応募してみませんか!