すずらんブログ
2025年 02月 01日

千葉市にある「Qiball(きぼーる)」で開催された「メンタルヘルスと人権 展示会&セミナー」に行ってきました。

展示会では、何とも言えないショッキングな画像の展示でした。

精神医療の歴史とその影響をを掘り下げ、未来に向けてどのようなメンタルヘルスが効果なのかを示されていました。

10時30分からのセミナーでは、米田倫康氏から、なぜ、発達障害が増加しているのか。不登校の人数も増加していること。

発達障害といった診断が増加し、副作用を知らずに処方薬を飲ませている。

どんな薬か調べて、知って、服用することが重要。

子どもの一番の理解者は「親」

教育者は、本来その子が、どこでつまづいているのか知り、つまづいているところをしっかりと教えることが大切。

その子を発達障害とみなしてから支援すると、症状の軽減に重きが置かれる。

どの子も、発達するという考えに基づき、発達を促すという「発達支援」もある。

午後からは、発達支援アドバイザーの茂木厚子氏から、とてもわかりやすく、事例を通して、発達支援について学びました。

子どもはまだまだ発達途上であり、その子の未発達の部分を支援することが重要。

5億年前に脊椎動物が出現し、脊椎動物の進化の歴史の中で、~魚類~両生類~爬虫類~鳥類~哺乳類~と枝分かれ、分化しながらヒト科へ。

四つ足動物から二足歩行へ進化した。

赤ちゃんは、お母さんのお腹の中の羊水で、進化しヒトの形になる。だから子どもは水遊びが大好き。

産まれて、直ぐに立つことはできない。進化しながら、歩けるようになる。

ハイハイや腹ばいをしないとダメなのに、他の子と比べ、ムリに歩行器などの便利グッズを使用し、歩かせる。親が安心するだけで、子にとっては、とても重要なこと。

子どもは、様々なことを経験しながら、成長していく。

土台の部分ができていないうちに、読み書きなどの学習をさせるより、自由に遊ばせるなかで、必要なことを学ぶ。

木登りや、丸太の上を歩いたりすると、「危ないからやめなさい」と、ストップさせるが、そこでバランス感覚を身に付けている。

ブランコや滑り台などもそう。子どもがやりたい時は、他の子と比べずに、やらせる。

子どものやる事は全て意味がある。

幼少期からの関りが大事。

安心安全環境を保障する。子どもが何かを言ってきたら、知らんぷりはダメ。必ず応答する。

親が変わると子どもも変わる。

「発達を支援する」にすることが重要。

大人が勝手に、発達障害としているだけで、発達支援することが大切なんだと思いました。

今回のセミナーで、私の知り合いの方が、「障がいのない人なんていない。誰だって生きづらさを抱えている。それなのに、発達障害だ、何とかだと障害者にしたがるのは間違いだ」と言っていたことや「精神科に通っても、良くならない。ただ薬漬けになるだけ。」と言って、カウンセリングをおこなっていることが、どれだけ大事なことなのか、思わず、お二人の顔が浮かんできました。

展示を見た時は、チョット不安でしたが、セミナーはとても新鮮で、参加して良かったです。