すずらんブログ
2021年 09月 28日

前回の共育コラムに、令和3年第2回定例会の一般質問で「生理の貧困」問題を取り上げたことを報告させていただきました。

教育委員会より、カードを作成し、10月に小学校2校・中学校2校に、配布をし、1か月の様子と、カードの文面などを児童・生徒にみてもらい、11月に意見をとりまとめ、それらを参考にし、より良い文面で全校配布に向けていくと報告がありました。

橋本・・・「女性活躍・男女共同参画の重点方針2021」に、「生理の貧困」問題が顕在化しているとして、交付金を活用した生理用品の提供や相談体制の充実が盛り込まれ、生理用品の提供だけではなく、それを一つのきっかけとして、「生理の貧困」にある女性の背景や事情に丁寧に向き合い、きめの細かい寄り添った相談支援を充実すること、小・中・高等学校等において生理用品の入手に困難が生じている児童生徒が判明した場合は、養護教諭やSSW等が連携し、生活支援や福祉制度につなぐ。

など具体的に示され、多くの自治体で、備蓄品の活用や予算措置をして、本市のような配布や、小中学校や公共施設の女子トイレ・保健室に設置、また児童生徒に案内を行い、希望者に保健室で渡すなど、学校での活用が増えています。

ただ、私がとても懸念しているのは、学校のトイレに設置することです。学校のトイレは、いじめの温床になる事もありますし、男性教員が設置する場合、隠しカメラを設置されたら、それこそ許すわけにはいきません。だからと言って、女性教員ばかりに任せるわけにもいきません。

また、本市の学校では、生理用品が無くて困っている児童・生徒に対し、保健室でもらえるようになっていると聞いていますが、保健室に行かれない児童・生徒もいることから、八千代市のように、「急に生理が来た時、このカードを、話しやすい女性の先生に見せるだけで大丈夫」と言った内容のカードを作成し、全女子児童・生徒に配布することもできます。

このようにトイレに置くことにこだわらず、困っている児童生徒に支援が届くようにするべきと考えますが、いかがでしょうか。

学校教育部長・・・保健室にもらいに行けない児童生徒について、女性職員や声をかけやすい教職員からもらえるような体制づくりをするよう、各学校にお願いしているところです。

しかしながら、議員のご指摘どおり、様々な条件に対応することは必要なことだと考えているので、校長会や養護教諭会と対応を検討する。

このような質疑の中で、カードを作成し、今回は、全校ではありませんが、配布されることになりました。

ぜひ、困っている児童・生徒が安心して、生理用品がもらえるように全校配布してほしいです。

詳しくは、7月15日の共育コラム「若者・女性に届く支援を!」を、ご覧下さい。