2018年 08月 29日
今年度の調査は、一昨年度行った分布調査と昨年度の確認調査の結果を基にトレンチを設定し、調査が行われています。
8月28日(火)・29日(水)には、ドローンを使用して、調査が行われ、視察しました。
ドローン自体は、カーボンファイバーを使用し、軽かったのですが、バッテリーが思った以上に重かったです。バッテリー込みで、30㎏位になるそうです。
上に載っている白い箱のようなものがバッテリーで、このドローンは、レーザーで調査しています。
こちらは、カメラを搭載したドローンです。バッテリーは一つで良いそうです。
市販のカメラの殆どを搭載可能だそうです。
小型ですが、カメラを搭載し、タブレット端末と連携し、何が写されているのか、三脚のモニターに映っています。
ドローンを使っての調査は、写真と測量が一度にでき、何日もかかっていた測量が一日でできます。
しかも、X・Y・Zと立体的な調査ができるので、復元にも役立つそうです。
今回の調査では、昨年度よりも西側で早期の住居跡が発見され、縄文時代早期の集落範囲が、さらに西側に広がっていることがわかったそうです。
約一万年前の竪穴式住居で、住まなくなったら、周りの人が、その穴に貝殻を捨てているのだそうです。昨年の場所は、ヤマトシシジミの貝殻で、とても小さかったことを思い出しました。この場所は、それよりも大きな貝殻でした。
石器です。見事に研ぎ澄まされた石です。
今回の調査で、一番西側の場所からは、約二千年前の、弥生時代中期の集落も発見されました。
弥生時代の物は、市内で初めて発見されました。
まとまって出てきた弥生土器のかけらです。
船橋市では、取掛西貝塚の国史跡指定を目指して調査を行っています。