共育コラム
2014年 12月 24日

【脳脊髄液減少症】とは

*交通事故やスポーツ外傷など、体への衝撃によって脳脊髄液が漏れ続け、減少することで頭痛やめまい、吐き気などの様々な症状に慢性的に苦しめられる病気です。

朝、頭痛で起きることが出来ず、立ちくらみやめまいなどの症状がでるため、似たような症状の起立性調節障害・自律神経失調症・心因的なものと誤解されやすく、学校ではいわゆる「不登校」と判断されがちで、病気に対する適切なケアがされていないのが現状です。

どんなことが原因で髄液漏れになるのでしょうか。

【主な原因】

*転倒事故 

 ・尻もちをついた

 ・転んで頭を強く打った

 ・学校の廊下で転倒した

*交通事故

 ・追突事故・接触事故

*スポーツ外傷 

 ・ボールが頭に当たった

(野球のボール、バレーボール等)

 ・テニスのラケットが頭に当たった

 ・練習中に生徒同士が激突した

*その他

 ・楽器演奏の負担

 ・いじめによる暴力

子どもたちからのメッセージ

学校に行きたい!勉強もしたい!

クラスのみんなと一緒にいたいし、学校行事にも参加したい。だから、怠けによる不登校などではありません。

私たちは、先生がこの病気を知ってくれるだけで心も体も楽になります。

(子どもの脳脊髄液減少症の冊子より)

私は、8年前に、議員になってから、この病気のことを知りました。

議会でも取り上げ、一人でも多くの方に知ってもらうために、学校関係者に研修会を開催していただきました。

 00389

*養護教諭・体育主任等の研修会で研修し、参加者から各学校で周知

*学校の「保健だより」で、保護者に周知

*「広報ふなばし」の【健康メモ】等への掲載、チラシを市役所・保健所・保健センター等に置き、市民の方に周知

*H19年度に、「子どもの脳脊髄液減少症」の冊子を各学校に1冊配布

上記のリンクをクリックしていただくと、「子どもの脳脊髄液減少症」のHPが見られます。

ぜひ、ご覧くださいね。