すずらんブログ
2017年 08月 16日

8月3日(水)・4(木)千葉県議会議員の方と一緒に、武雄市・佐賀県の視察に行ってきました。

武雄市では、『子どもの貧困対策』『官民一体型学校』『プログラミング教育』『医療費削減と健康寿命』について学んできました。

『子どもの貧困対策』⇒平成28年4月にこども教育部「こどもの貧困対策課」を作りました。課の中には、「みんなの笑顔係」があり、7名の職員で取り組んでいます。

副市長・こどもの貧困対策課・福祉課・健康課・生涯学習課・企画課が集まった「こどもの貧困対策ワーキンググループ」で、より横断的・多角的に連携をはかり、取り組んでいます。

実態把握調査では、①武雄市子どもの生活実態調査 ②ひとり親家庭等へのアンケート調査 ③関係機関へのヒアリング調査を行い、きめ細かく現状を認識していました。

平成29年3月に「武雄市子どもの未来応援計画」を策定。(平成28年度~平成32年度の5年間)

子どもに寄り添う伴走型支援を確立し、早い段階からその解決や予防に向けて取り組むことが、武雄市の特色です。

「こどもの笑顔コーディネーター」を設置し、妊娠期から高校卒業までを支援します。県と連携し、高校中途退学者への支援も忘れずに行うそうです。このことは、とても画期的な事と思います。船橋市の場合、県立高校が多いので、県の協力がなければ、支援ができません。切れ目のない取り組みは、船橋市でも行っていますが、高校生に向けた対策はこれから考えなければなりません。

この他にも、「高等学校卒業程度認定支援合格支援事業」「給付・貸付制度のリーフレット作成」「放課後等補充学習事業」など魅力的な取り組みがありました。

『官民一体型学校』⇒「官」のシステムに、「民」のノウハウや活力を融合させ、公教育のより一層の充実が図られています。これからの社会を生き抜いていくために、「メシを食える大人」「魅力的な大人」を育てることを理念に掲げています。

武雄市では、いち早くタブレット端末を導入し、現在ではすべての児童・生徒に1台配布しています。このタブレット端末を家庭に持ち帰り動画を使って、予習をし、学校で学びあい中心の授業が、行われています。

『プログラミング教育』⇒武雄市、(株)ディー・エヌ・エー、東洋大学の3者で協定を結び、取り組みを開始しています。実際の生活の中で、どのようなところにプログラミングが使われているのか学んでいます。

例えば、銀行のATMもそうです。プログラミングと聞くと、何だか難しいように感じますが、私たちの生活の中には、多くのところで利用されています。

『医療費削減と健康寿命』⇒①健康寿命の延伸宣言 ②健康ポイント事業 ③企業との連携 ④重症化予防 ⑤課題を学びました。

「健康寿命をのばそう!武雄市民宣言」ができるまでの経緯では、平成21年11月「がん撲滅市民大会」が開催され、翌2月には、東京大学医学部放射線科、中川恵一准教授を迎え、中学生への『がん教育』を開催。中川准教授を市政アドバイザーとしてがん対策を強化。がん予防や受動喫煙防止等を含めた、市民の健康増進のために、宣言ができました。

「健康で長生き」を市民共通のテーマとして、健診受診や地域行事等への参加、自分で決めた毎日の取り組みを実践することで、ポイントがたまる制度です。

ポイントは、クオカードや図書カードと交換でき、さらに、Wチャンス賞の抽選も行われ、楽しみが付いてきます。

健診受診は、国民健康保険者ですので、企業と連携をし、協会けんぽの被保険者も市の特定健診を一緒に受けられるようにし、医療費削減に努めています。

人工透析に至らないように、重症化予防の取り組みもされています。

今後の課題は、魅力ある企画で、健康ポイント事業を若い世代の参加を増やすこと。関係機関との連携で、広く市民へ浸透させること。

教育・健康と魅力ある取り組みを学んできました。船橋市でも取り組んでいることもありますが、参考になることは沢山ありました。

 

 

2017年 07月 31日

~再会「SHIRASE」×「しらせ」~

市制80周年を記念して、南極観測船の砕氷艦「しらせ」が6年ぶりに船橋港(京葉食品コンビナート南岸壁)に入港します。

港には先代「SHIRASE5002」が係留されており、新旧しらせがそろって19日(土)~20日(日)の2日間、午前9時 から午後3時まで一般公開を行 います。

同時に「マリンフェスタ  in FUNABASHI」、「チャレン ジングSHIRASE2017第3回」、「経済ミーティングプレゼンツつながる船橋80年」をそれぞれ同時開催します。

砕氷艦「しらせ」の艦内公開、装備品の展示の他、環境をテーマにした体験型イベントや船橋を感じるステージ、市内のお店、市内の食材など、船橋を味わう出店や物販が開催されます。

当日はJR南船橋駅・新習志野駅より無料シャトルバスが運行されます(会場に駐車場はありません)。

新旧しらせがそろった雄大な姿を見る絶好の機会、是非ご来場ください。

2017年 07月 25日

船橋市飯山満町一丁目から米ケ崎町にある、縄文時代の遺跡です。

 

ヤマトシジミの貝塚で、船橋周辺でこの時代の貝塚は珍しく、千葉県内でも、取掛西貝塚を含め3例のみで、この貝塚から、縄文時代早期前半(約1万年前)だと分かったそうです。

1件の竪穴住居跡の貝層直下から、猪の頭骨十数体分が配置された状態で発見されました。これは、国内最古とされる猪などの動物儀礼の跡だそうです。

市は、3年かけて調査をし、市内初の国史跡の指定を目指します。

市では、この一帯を開発による破壊から守るため、約1,100㎡の土地を購入しました。今後、広報紙やSNSなどで、情報発信をするほか、講演会や地元の小学校や市民向けの見学会などを行う予定です。

私たちが、行った時に、近所の小学生が、夏休みの自由研究に、お父さんと一緒に見に来ました。担当の方に、色々と聞いていたことが印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年 07月 23日

親子で楽しく学べる食育講座、昨年のお味噌に続き今回のテーマはお米です。

題して「おみそ汁に合うのはどのお米?!」。

船橋が薦める「船橋の食材で健やかに!具だくさんみそ汁」の“ふなすこみそ汁”にぴったりなお米はどれなのかをさぐります。

お米は全国各地で、地域ごとに適した品種がつくられています。

その数ある お米の中から数種類を食べ比べ、香りや食感、味などの違いを実際に体験してみる食育講座です。

講師の五つ星お 米マイスターが、おいしいお米の炊き方、保存方法などもご紹介します。

お米の食べ比べの他、船橋産の食材を使用したみそ汁の試食、船橋オリジナル食育ソングの披露もあります。

問い掛けの工夫で、やる気に

本講座は8月6日(日)午後1時30分から中央公民館6階講堂にて開催され、参加対象は小学4年生から6年生とその保護者の30組となっています。

参加を希望する方は健康政策課(☎ 436-2413)へお電話にてお申込みください。

2017年 07月 19日

スタンプラリーが始まります!

今年の夏は「ふなばしセレクション認証品お店めぐりスタンプラリー」が20日から、「農水産物スタンプラリー」が22日から始まって9月3日まで行われます。

ふなばしセレクションのスタンプラリーは、船橋の良いもの、セレクション認証品を取り扱う14店舗を巡るもの。

集めた スタンプの数によって先着でぬいぐる みやマフラータオル等の船えもんグッズが、3カ所廻れば参加賞として限定 の特製船えもん缶バッジがもらえます。

農水産物スタンプラリーは、ふなっこ 畑や三番瀬みなとや等農水産物の直売 場11店舗で買い物をするともらえるスタンプを集めて応募すると抽選で船橋産の旬な農水産物が当たります。

スタンプラリーの用紙は市役所、市観光協会、各公民館や出張所、そしてスタンプラリー実施店舗でお配りしています。

詳しくは市のホームページをご覧ください。

この夏、新たな船橋の魅力を発見しにスタンプラリーで市内を巡ってみてはいかがでしょうか

2017年 07月 17日

本日、船橋市運動公園プールがリニューアルオープンしました。

朝の雨で、式典がどうなるのか心配でしたが、8時40分には、雨も上がり、無事にオープン式典が開催され、待ちに待ったりオープンとなりました。

私も、文教委員長の立場で、参加させて頂きました。

松戸市長はじめ、汗一平君・風さやかちゃん、近隣小学校の夏見台小学校から児童など多くの方のテープカット

9時のオープンで、多くの親子や子ども達が一斉にプールへ

船橋市運動公園プールは、オープンから40年がたち老朽化していたことと、東日本大震災の被害で「ふなばし三番瀬海浜公園プール」が使用できなくなったため、従来の競技施設だけでななく、レジャー要素を含んだプールとして、リニューアルオープンしました。

小学生アンケートを実施し、取り入れたものを紹介します。

第一位・・・回転スライダー

第二位・・・ターザンロープ

第三位・・・ドーム型滑り台プール

第四位・・・造波プール

この他にも、25m・50m・流水・児童・幼児プールがあり、さらに七色がきれいな直線スライダーもあります。

この夏、多くの方が訪れることと思います。

絶対無事故で、楽しんで下さい。

所在地  船橋市夏見台6-4-1

営業期間  平成29年7月17日(月・祝)~9月3日(日)

*平成29年8月23日(水)は休業

*来年度以降も7月中旬から9月上旬に営業

営業時間  9:00~17:00

使用料金(3時間)

一般・・・・・・600円(税込)

大学生・・・・・390円(税込)

高校生・・・・・300円(税込)

小・中学生・・・150円(税込)

未就学児・・・・無料

*最初の3時間には、遊泳時間(目安として2時間)に加え、更衣・身支度等の時間も含まれます。追加使用料は、1時間につき使用料の半額。

また、終了時刻90分前以降に入場した場合、使用料は半額となります。(いずれも10円未満は切り捨て)

 

2017年 06月 27日

全国フードバンク推進協議会主催のシンポジウムが6月24日(土)池袋カンファレンスセンターで開催され、参加しました。

第1部では、小田川華子氏を講師に迎え、『共に考えよう「子どもの貧困」』をテーマに、基調講演が行われました。

東京都が「子どもの生活実態調査」を行い、2017年に中間まとめをしたデーターを基に、見えてきたことは、以下の点でした。

①金銭的な理由で、食料が買えなかった経験・公共料金の滞納経験・医療を受けさせなかった経験が困窮層ほど多い

②16-17歳になると健康状態が顕著に悪い(虫歯の本数も多い)

③学力では、困窮層ほど、授業が分からない子どもの割合が多い

④自己肯定感では、困窮層ほどネガティブで、孤独を感じている

⑤いじめの経験では、困窮層ほどいじめられた経験がある

⑥保護者が孤立し、困った時に相談できる相手がいなかったり、精神的ストレス、うつが多い

このような現状のなか、心の土台となる自己肯定感を養うには、学校・保育園や幼稚園・地域など多くの人が関わることが大切です。

また、生活保護や就学援助などの制度をがまんしないで利用してほしいと思います。

相談にのってくれる体制もとられていますので、遠慮なく相談をしましょう。

第2部では、各フードバンク団体の取り組みが報告されました。

『NPO法人POPORO』の鈴木和樹事務局長は、自身が子どもの頃、生活保護を受給した経験から、困っている人の役に立つ仕事をしたいと考えて、様々なボランティア活動をしてきました。

印象的だったのは、困っている人ほど、相談に来ない。

自分たちだけではなく、多くの他団体を巻き込むことが大切。

多くの団体を巻き込むことにより、様々な人脈を駆使することができます。

『NPO法人フードバンク岩手』の阿部知幸副理事長は、貧困の芽を摘み取ることが大切。

非正規でひとり親・介護をしながらひとり親・子だくさん・両親はいるが、病気など、多くの困っている家庭がある。

少しのつまずきで困窮する事があるなら、やり直すきっかけもいっぱいある社会や地域を作ることが大切。

食べ物・お金・時間(ボランティア)できることから関われればいいなと思いました。

『NPO法人ホットライン信州専務理事/信州こども食堂ネットワーク事務局長』の青木正照氏は、24時間365日無料の電話相談を行う中で、相談だけではなく、面談・同行・生活必需品の支援をする中で、いじめや孤食など自力では、生き辛さから抜け出すことの難しさから、誰でも気軽に話ができる居場所を作ってきました。

松本市や長野県など行政も係わりながら進めています。

貧困世帯にサポーターとなってもらう事により、貧困世帯が特化されなくなるように努めています。

「子ども食堂」が「貧困」のイメージとならない取り組みは、大切な事と思いました。

『全国フーバンク推進協議会代表/認定NPO法人フードバンク山梨理事長』の米山けい子氏は、加盟フードバンク団体からの意見を集約し、農林水産省へ意見書を提出したり、政府が貧困対策として推進している「マッチングネットワーク推進協議会」へ参画するなど、幅広い活動を紹介していました。

フードバンク山梨では、全国初の「フードバンクこども支援プロジェクト」で、食品を必要とする支援世帯に配布。

夏休みに何も食べるものがなく、夏休みに学校へ行き、担任に「何か食べるものない?」と言ってきた児童をみて、教頭先生がフードバンクに相談してきたことがきっかけだそうです。厳しい状況の子ども達がいるという事を目の当たりにしました。

食品を送るときに、返信用のはがきも入れることにより、様々な声をもらっているそうです。

多くの方が、何とかしなくてはと動いています。

食の部分だけではなく、学習支援や相談など寄り添った支援の必要性を感じました。

今回のシンポジウムに参加し、全国各地で抱えている問題だと感じました。

本市においても、こども食堂が立ち上がってきましたが、ネットワークの構築が必要だと思います。

学習支援についても、自分なりに考えて参ります。