すずらんブログ
2019年 08月 16日

8月6日(火)7日(水)に、FURE相双地域支援サテライトの職員の方の案内で、富岡町・ふたばいんふぉ・福島第二原子力発電所・双葉町・浪江町・大熊町・廃炉資料館を視察しました。

 

6日(火)

帰還困難区域と避難解除区域が入り混じる富岡町では、このような看板があちらこちらに見受けられました。

帰還困難区域では、解体の手が届かず、空き家が当時のままです。

 

案内をして下さった方の家では、新築2年で災害に遭われ、日本庭園もありましたが、今では、庭園の跡形もなく草木が生え放題でした。

また、猪が繁殖しているため、仕掛けが置かれています。

帰還困難区域のため、ハンターも入ることができず、埋めたり、焼却ができず、国の予算で、バイオ菌を使い、繁殖を抑えています。

10年後に、解除される見通しですが、田畑があっても、作物や販路が心配で、自然減退していくのは目に見えています。

生まれ育った方は、戻りたい思いが強く、特に高齢者の方は、家には戻れないことを受け入れるまでに、時間を要しているそうです。

思い出の品を、少しずつ処分しているという話を聞き、私たちが思うほど、簡単な事ではないと、改めて感じました。

自宅の解体は、国に申請した方は、国が行いますが、アナウンスされた時に、病院や避難されていた方の中には、締め切りまでに申し込めなかった家もあるそうです。申し込みができなかった家は、解体できずにそのまま空き家になる可能性が高いとのことで、新たな問題が発生しそうです。

また、新たに建て直すには、自費のため、ローンが残っている人にとっては、新たなローンが発生し、新築するにも大変なご苦労があります。

「ふたばいんふぉ」は、双葉8町村の現状を共有し、広く伝えるために、民間団体の双葉郡未来会議が運営者となって開設されました。

代表の方から、震災当時の状況やその後の双葉郡の状況を、映像と共にお話を伺いました。

垂れ幕は、代表の方が、作成し、道路に掲げた所、これを見た多くの方が、勇気をもらい頑張ってきたそうです。

国道6号線から夜の森公園に通じる道には、樹齢100年のソメイヨシノが並ぶ見事な桜並木があります。

桜の開花を調べる開花基準木です。

午後からは、福島第二原子力発電所へ行き、震災から現在までの発電所の状況を伺い、構内を視察しました。

2019年7月31日に、福島第二原子力発電所の廃炉に向けた基本方針が示されました。

①人的リソースの確保・・・全4基を40年かける

②安全な廃炉・・・使用済み核燃料(約1万本)全て県外に搬出する

③地域の産業振興に向け貢献・・・地元企業が参画できる機会を設ける

40年かけて廃炉になりますが、最終処分地はまだ決まっていません。国が責任を持って決めて欲しいです。

7日(水)

楢葉町は車窓からの視察です。

信号機はほとんど使われていません。

楢葉町は、震災前は約6,900人で約54%の方が住んでいますが、その内の約400名は、支援のために他から移住をしてきた方だそうです。

帰って来た方の多くは高齢者で、子どものいる世帯はほとんど帰って来ていないとの事。

小中学生は109人。子ども園は85人。

富岡や浪江では、16人全てが、支援者の子どもで、住民は0人。

小中学校はあるものの、生徒が少ないため、今後外部からの人をどう呼び込むのかが、課題となっています。

楢葉町では、原発立地のため、国からの助成金が入り、箱物が多くあるものの、運営費や維持管理費が高く、人口が増えないと維持が厳しい状況です。

今後の大きな課題の一つです。

浪江町では、被災された請戸小学校へ行きました。

請戸小学校は、海から300m離れているため、津波の防災訓練は行っていなかったようです。

当日は2階の天井まで波がやってきました。

2㎞離れた高台に逃げたそうです。

 

その高台に、避難勧告が解除されて直ぐに、町営の大平山霊園を作りました。

ここでも、猪でした。

草の所には、猪のフンがあるため、出来るだけ歩かないように注意がありました。

  

大山霊園から請戸港に行く道路ですが、断層のずれで、中央線がこんなにもずれてしまいました。

 

請戸港では、9月にオープン予定に向けて工事が進められていました。

現在は10~15隻の船で、水揚げされた魚を、トラックで、相馬漁港に届けられています。

仲買人も1社決まったそうです。

浪江・富岡では、10港全て再開されています。

試験的にサンプリングを行い、200種が解除されました。

国では100ベクレルを基準としていますが、漁港ではさらに厳しい50ベクレルにし、安全に力を入れています。

漁師の方は、小型船で日帰り漁ができ、国から8割の補償がありますが、1次2次産業の仲買人や加工品を扱っている方には補償がないとの事でした。

一日も早い再開が求められています。

新しくなった大熊町役場に行きました。

大熊町では、農地を公営住宅にし、新しいまちが出来てきていました。

最後に、東京電力の施設・中間貯蔵工事情報センターを視察しました。

福島第一原子力発電所の事故当時の状況や廃炉に関する事を学びました。

汚染水は国基準の安全値よりもさらに安心な高い数値を示していますが、最終処分をどうするのか、30年以内に決めると言っていますが、課題はまだまだ沢山あります。

実際に足を運び、被災地を目の当たりにし、復興に尽力されている方の話を伺い、何ができるのか考えさせられました。

それぞれの立場で、多くの方が頑張っています。被災された地は元通りにはなりません。

新たなまちに生まれ変わります。複雑な気持ちの方も多いと思いますが、一日も早い復興を祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年 08月 06日

家の入り口の道路にかかる蓋が、腐食し、中央部に亀裂が入り、車の出入りで、万が一の事があっては、遅すぎるので、何とかならないか、3月に、ご要望を受けていました。

新年度予算で行うため、数か月かかりましたが、立派な蓋がかかり、ご要望者の方から、驚きと感謝の声を頂きました。

道路の奥には、新しい家も建ち、利用する人も増えたことから、蓋が折れてしまう心配がなく、これで安心です。

 

2019年 08月 05日

ふなばし9路線鉄道スタンプラリー

今年で4回目となる「ふなばし9路線鉄道スタンプラリー」が8月10日(土)から9月7日(土)まで開催されます。

今年も各駅で異なるデザインの船えもんスタンプを25駅分集めるだけでなく、チャレンジクイズも用意されています。

全てのスタンプを集め、クイズの答えを書き込んだら、ゴール記念のスタンプを押しに、船橋駅南口のインフォメーションセンターへ!

クイズに全問正解していれば先着500名に9月7日(土)10時から、船橋駅北口おまつり広場で開催されるフィナーレフェスタで文房具などの鉄道会社グッズがもらえます。

また13駅以上のスタンプを揃えた方も船えもんグッズがもらえます。

先着500名に入れなかった方でも全てのスタンプを揃えると、船えもんがデザインされたオリジナル記念メダルと認定証が贈呈されます。

フィナーレフェスタ後も13日(金)まで市役所で商品交換を行いますのでこの夏も市内の駅を巡ってみてください。

 

2019年 08月 04日

前原西8-20付近の道路です。

ミニ開発が行われている関係なのか、アスファルトが剝がれています。

写真の手前は、緩やかな上り坂ですが、車がスリップするような感じで、雨が降ると危険なので、補修をしてほしいと、ご近所の方からご要望を受けました。

担当課へ連絡をし、直ぐに補修をしてもらいました。

素早い対応に、とても喜んでいました。

2019年 07月 30日

取掛西貝塚遺跡見学会


平成29年度から3か年の計画で、学術調査を実施してきました約1万年前(縄文時代早期前半)の遺跡である取掛西貝塚の遺跡見学会が8月10日(土)午前10時から11時半まで現地で行われます。

参加費無料、申込み不要で当日は随時受付を行い説明をします。

雨天の場合は翌週17日(土)の実施となります。

遺跡現地は畑の中ですので動きやすい服装、靴で参加ください。

また、当日は大変な暑さが予想されますので、帽子や飲み物もご持参ください。

現地には駐車場・駐輪場はありませんので、公共交通機関を利用してご来場ください。

今回の調査では、遺跡の将来的な保存・活用ができるよう、一部の竪穴住居を床面まで掘り下げて、住居の構造を詳しく調べる予定です。

これまでの調査結果は第1次~第7次発掘調査概要報告書としてホームページで公開していますのでご覧ください。

今年が最後となる貴重な遺跡見学の機会ですので、ぜひご参加ください。

2019年 07月 29日

7月28日(日)松戸市東倫理法人会主催のイブニングセミナーに参加しました。

講師は、ベネッセコーポレーションの『こどもちゃれんじ』の初代編集長で、『しまじろう』を開発した「水野次郎」氏です。

2009年には、民間人校長として千葉県教育委員会に採用され、中学・高校の校長を9年間勤め、現在ではキャリアコンサルタントとして、大学や高校に勤め、学生や生徒のキャリア支援を行いながら講演会活動等、活躍されています。

『しまじろう』が生まれるまでの経緯を通して、さまざまなことを教えてもらいました。

『しまじろう』はなぜ、とらでなければならなかったのか。幼児が好きな動物は、男の子は、象やライオンなど大きな動物。女の子は、犬や猫、うさぎなどかわいい動物。その中には、とらは下位であったそうですが、考えても答えが出ないことは、直接、幼稚園に足を運び、子ども達に選んでもらったそうです。⇒現場主義。

トップダウンではなく、みんなの意見を聞き、知恵を出し合う。⇒ファシリテーションが大事。教育者や時代の最先端に求められている。

専門知識・市場調査・保護者理解・子ども観察などコンセプトをもとに、意見を引き出すことが、大切。

作者や画家など、一流の人は、お金に困っていないので、コンセプトが伝われば、協力をしてくれる。

ある画家の言葉です。「人の命と草花の命とは、全く同じ重さである。自然は美しいから美しいのではなく、愛するから美しいのです。」

今、なぜコミュニケーション能力が求められているのか。

日本人の表現は、とても豊かで、奥行きがあります。

生活習慣の変化で、「話す・聞く・書く」が変化をしている。

コミュニケーション阻害語で、「ムカつく・うざい・チョウ~・やばい」等、自分の気持ちを表しているが、相手との適切な関係を築くには、網の目が粗い。

情緒や感情を豊かな言葉で取り交わす必要がある。

価値観の多様性の今日では、権威的なリーダーシップでは、ダメである。

問題が高度化・複雑化しているため、特定の専門知識だけではなく、複数の専門性を掛け合わさないとダメである。

そのためには、人々の能力を最大限に引き出す、ファシリテーションが求められている。

『しまじろう』が生まれるまでを通して、求められている事、何が必要なのか、とても勉強になりました。

私自身も、様々な考えや意見を持つ方と対話をする中で、コミュニケーション能力を向上させなければならないと思いましたし、さらには、それぞれが持つ能力をいかにして最大限引き出すことができるのか、学びました。

 

 

 

 

2019年 07月 22日

「みまもりあいプロジェクト」開始


認知症高齢者等の行方不明者捜索のためのスマートフォン用行方不明者捜索支援アプリ「みまもりあいアプリ」を活用し、利用を広めていくことで、行方不明者の早期発見と家族への支援を進める「みまもりあいプロジェクト」が始まります。

8月6日には、このアプリを開発した(一社)セーフティネットリンケージと「みまもりあいプロジェクトに関する協定」を締結します。

行方不明者情報が寄せられると、市役所から半径20キロメートルの人を対象に、地域包括ケア推進課から捜索依頼がアプリ登録者に届き、性別・身長・体重などの特徴、衣服や持ち物などの情報が伝えられます。

行方不明者を発見した場合には、アプリを通じて電話をすることで警察につながり、捜索依頼者へと情報が届きます。

早期の捜索には多くの方に協力いただくことが大切です。

是非、このアプリに登録してしていただき市民同士が見守り合える「互助のまちづくり」にご協力ください。