すずらんブログ
2022年 04月 19日

高瀬下水処理場で消化ガス発電事業が4月1日よりスタートしました。

船橋市では、西浦下水処理場に続き2か所目となります。

4月18日(火)10時に見学会が開催され行ってきました。

処理の流れの説明資料ですが、全体の様子がよくわかります。これに沿って説明を受けました。

建設期間は令和2年から令和4年3月までで、令和4年4月から令和24年3月までの発電期間となっています。

20年間というのは経済産業省が行っている、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT法)」によるものです。

これは、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束する制度です。

国内での再生可能エネルギーによる発電の普及を目的としています。

日本のエネルギーは、石油や石炭、天然ガスを使う火力発電に依存しています。燃料の調達はほとんど輸入に頼っています。

国際情勢が変化する中で、燃料代の高騰など大きな影響が出始めています。

このため、再生可能エネルギーを普及させることが重要となっています。

また、再生可能エネルギーを有効活用することで、温室効果ガスを削減し地球温暖化防止にもなります。

船橋市には、高瀬処理区・西浦処理区・津田沼処理区・印旛処理区・江戸川左岸処理区の5つがあります。

この中で市内最大の処理区が高瀬処理区で、高瀬下水処理場で下水をきれいにして東京湾に放水されています。

下水がきれいな水になる過程で発生する消化ガスで発電します。

沈砂池ポンプ棟で、下水管を通って処理場に集められた汚水中の砂や大きなゴミを取り除き、さらに細かい汚れを時間をかけて沈ませ取り除きます。ここまでが一次処理。

二次処理では、赤潮・青潮の原因となるリンや窒素を取り除き、最終沈殿池では、大きな塊となった汚泥を沈ませきれいな処理水にします。

これらの高度処理を経て、塩素混和池で、塩素を混ぜて、消毒された水が放水されます。

高瀬下水処理場では、処理水を放水する時の落差を利用して小水力発電を行い、下水処理場内の省エネルギー化を図っています。

高瀬下水処理場では、下水の臭いを外に出さないために、処理施設に「覆蓋」(ふくがい=おおいのこと)をし、上部の有効活用で運動広場や芝生広場が整備されています。

ベルト式で茶色の管に汚泥が運ばれ、大きな消化槽に運ばれます。

消化槽では、発電機の廃熱を利用して約35~37℃の温度に保ち、消化ガスを発生させます。

県道15号線から見えるようにと、大きな船えもんが描かれています。

得られた消化ガスは、脱硫装置でガス中の不純物である微量の硫化水素を除去した後、メンブレン式のガスホルダーに貯留されます。

このガスホルダーは、東京ドームをイメージしてください。二重になっていて、ガスが溜まると中の膜が膨らむそうです。

大きなガスタンクではなく、触ると大きな布のような感じでした。よく子どもたちがテントのような場所で跳ねたりボールプールで遊んだりするのがありますが、それを少し頑丈にしたような物です。

万が一このガスホルダーが一杯になったときは、余剰ガス燃焼装置で燃やすそうです。

これがそうです。試運転をしたので、色が茶色くなっていました。

シャンプーやリンスになどに添加されているシロキサンが消化ガス内に不純物として残存し、発電機の故障の原因となるため除去装置がありました。

(写真を撮り忘れました)

除去装置の脇には、万が一のために、緊急用シャワーと洗眼器が設置されていました。

低公害・省エネ型の高出力ガスエンジンを採用したガスエンジンユニット(消化ガス発電機)です。

扉が開いていると、結構な音がします。通常は扉が閉まっているので、さほど音は気になりません。

最後は、発電量がわかるようになっています。

本日の発電量は、0時からの量です。これまでの発電量は、4月1日からの累計です。

これらの施設は、大規模地震にも対応できるように杭を入れてあります。また、津波についても高さ60cmを想定し高さを設定したそうです。

消化槽からガスホルダーまでが市の財産で、シロキサン除去装置から発電機、受送電設備はJFEエンジニアリング(株)の財産となります。

土地占用料は年間で市に入ってきます。

この事業で発電された電力は、船橋市内の下水道関連施設等に供給され、エネルギーの地産地消が実現されます。

素晴らしい取り組みです。

 

2022年 04月 11日

ふなばしエコカレッジ受講生募集中!

船橋市では、自然環境を中心に、環境に関するテーマを幅広く学び、生物多様性に関する取組のリーダーや市民団体の後継者などを育成し、地域における継続的な環境保全活動を促進していくために「ふなばしエコカレッジ」を開設し、第1期生を募集しています。

講座は座学だけでなく、実際に市の自然にふれるフィールドワークや環境保全活動を実際に体験する実習講座も設定されています。

講座は原則水曜日の午後、5月下旬から11月上旬までを予定しており、全17コマ中14コマ以上の出席が卒業要件となります。

講義は市役所本庁舎を予定しており実習では三番瀬など市内各所へ出向く予定だそうです。

受講料は200円、交通費は受講者負担となり、実習講座によっては別途費用がかかります。

受講対象者は市内在住、在学、在勤の18歳以上の方で22日(金)までにメールや郵送での応募となります。

定員は30名、応募多数の場合は抽選となります。

詳しくは市のホームページをご覧ください。

2022年 04月 05日

シェアサイクル事業スタート!


4月1日から船橋市内でシェアサイクル事業が5年を目途に始まりました。

シェアサイクルは、専用のサイクルポート(駐輪場)が設置されている場所であれば、どこでも電動アシスト自転車を借りて、返すことが出来るサービスです。

サイクルポートは、自転車利用の需要が多いと想定されるJR船橋駅周辺約2キロメートル圏内で、駅付近や公共施設など、合計14箇所に設置されており、利用料金は5月8日まで、70円/15分、12時間まで1,000円となっています。(5月9日以降は130円/30分、12時間まで1,800円)

今後の利用状況によってサイクルポート増設などの検討が行われます。

利用方法は、パートナー事業者のOpenStreetのホームページや、スマートフォンの専用アプリから会員登録し、利用したいサイクルポートの自転車を予約します。

パートナー事業者の「HELLOCYCLING」と相互乗り入れも可能で、市内24箇所のサイクルポートや近隣市のサイクルポートも利用することができます。

飯山満駅にもありました。

2022年 03月 27日

第91回 緑と花のジャンボ市

第91回目となる緑と花のジャンボ市が、4月9日(土)、10日(日)の2日間、天沼弁天池公園で開催されます。

開催時間は午前9時~午後4時半まで。10日は午後4時まで。

荒天の場合は中止となります。

今年も苗木や草花等を購入できる即売コーナー、毎回大人気の植物の寄せ植え作り等ができる[体験コーナー]、造園の専門家に庭木や草花の育て方を相談できる「緑の相談コーナー」、毎回行列が出来る「ハーブ苗・園芸用黒土の無料配布」などが行なわれます。

今回は例年よりも早く開催されますので開催内容の詳細については、4月1日(金)から「船橋市ホームページ」に、そして同日付の「広報ふなばし」に掲載されますので、ご覧ください。

人気の体験コーナー参加者募集につきましては、募集開始から募集締め切りまでの期間が短くなっていますのでお早目にご応募ください。

尚、ご来場の際は、マスク着用のご協力をお願いいたします。

2022年 03月 21日

「千人の音楽祭」動画配信中!

第29回千人の音楽祭が今年もテレビ放映という形で13日に開催され、その模様がYouTubeのJ:COMチャネルで3月30日(水)まで配信されています。

今回は、パラリンピック閉会式で「what a wonderful world(素晴らしい世界)」のソロパートを透き通る声で歌い上げた船橋市出身の小汐唯菜さんが、郷土資料館で昨年修復した、太平洋戦争中時代の足踏み式オルガンの音色に乗せて、日本の唱歌を歌いました。

また同じく、ドラムパフォーマンスで会場を盛り上げた後藤仁美さんが、一作年のオープニングでボディパーカッションとボイスパフォーマンスで会場を沸かせた「NO BORDER!」を企画した声松優一さん、岡元邦治さんと即興のリズムパフォーマンスを披露しています。

最後は新垣隆氏作曲の「わたぼうし」を千葉交響楽団の演奏と市船吹奏楽部の合唱により感動的なフィナーレを迎えます。

是非ご覧ください。

2022年 03月 20日

近年相次ぐ豪雨災害に備え、竹内しんじ参議院議員が提案をした【水位計】が、船橋市内では、飯山満川(写真)と海老川に設置されています。

飯山満川に設置されているものを見てきました。場所は、芝山1-2付近です。

太陽光パネルも設置されています。

【水位計】とは、水面の位置を図る機器のことで、豪雨や台風の時に河川の水がどの位の水位になっているのかがわかります。

リアルタイムの水位情報が、河川管理者や住民がスマートフォン、タブレット、PC等を用いて、簡単に閲覧し、避難行動などの参考にすることができるシステムで、市から出される避難情報と併せて活用することで、迅速な避難に役立てられます。

千葉県では、洪水時の水位観測に特化した「危機管理型水位計」の設置を進めています。

「危機管理型水位計」とは、川の水位が上昇した時に水位情報を提供する水位計で、川の水位が上昇した時のみ、10分毎の観測データーが送られてきて、「川の水位情報」というHPでリアルタイムに公開されます(水位が上昇していない時は1日1回の更新)

水位上昇時に機能を限定することで、小型化・軽量化が図られ、近年では、全国で設置が進んでいる新しい水位計だそうです。

 

 

2022年 03月 06日

金杉7丁目20付近の道路ですが、水はけが悪く、雨が止んだ後も、宅地の方に集まってきます。

いつまでも乾かなくていやですね。

足の悪いおばあちゃんが、ちょっと足を引っかけてしまうこともあり、怖い思いをしたそうです。

蓋がかなり古いため、修繕していただきました。