多くの学校では、まもなく長い夏休みが終わり、9月1日から学校が始まります。
1年間で18歳以下の自殺が最も多い時期だと言われています。
この事態を変えようと、全国のフリースクールなど約100団体が加入する「NPO法人 フリースクール全国ネットワーク」では、いじめや人間関係などで学校に行きづらい子どもが駆け込める居場所をホームページ上で紹介しています。
*フリースクール全国ネットワークHP
【学校がつらくてもココがあるよ!プロジェクト】
http://freeschoolnetwork.jp/p-etc/2915
HPでの情報提供は、居場所を無料開放したり、電話やメールで相談に乗るフリースクールなどを掲載しています。
また、不登校経験者が「つらければ学校を休んでいい」と伝える動画なども紹介しています。
子どもが心のつらさを自分でチェックできるサイトもあり、18歳までを対象とする電話相談「チャイルドライン」も案内しています。
*チャイルドライン 【NOP法人チャイルドライン支援センター】
通話無料 ☎ 0120-99-7777
毎週 月曜日~土曜日 午後4時~午後9時
(日本全国どこからでも、電話をかけることができます)
子どもの自殺を防ぐための「全国キャラバン」を今年度中に全国10か所で実施します。
いじめのない友だち関係づくりをめざした寸劇や、子どもの自己肯定感を高めるためのワークショップ、教育機会確保法の周知などが行われます。
*全国キャラバン 問い合わせ先
同ネットワーク事務局 ☎03-5924-0525
*「教育機会確保法」
フリースクールなど学校以外の場で学ぶ不登校の子どもの支援を目的にしたものです。2016年12月に成立しました。
「学校がどうしてもつらかったら休むことも必要だよ」
「学校以外での学びの機会も保障されているよ」
学校が要因の自殺を防ぐ活動の後ろ盾となるのが、教育機会確保法です。
親や子どもたちに周知することは、自殺予防にとって欠かせません。
一人でも多くの子どもの命を守るために、フリースクール全国ネットワークは、さまざまな活動をしています。
一人で悩まず、誰かに、話を聞いてもらうだけでも心が軽くなります。
大切な命を自ら落とすことの無いように、多くの大人が活動しています。
一人ではないよ!!